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犬にカフェインはNG!お茶やコーヒーに含まれるカフェインのリスクとは一体?


カフェインの危険性

コーヒーや紅茶

Seregam/shutterstock.com

お茶やコーヒーは人間にとってはもはや欠かせない飲み物となっています。自分は飲まないという方もおられるかもしれませんが、お茶もコーヒーも世界中で親しまれている飲み物であり、人間が手放すことは考えられないでしょう。

そんなお茶やコーヒーを犬が飲むことについてはどうでしょうか?与えても特に危険性はないでしょうか。カフェインが犬に与える影響や危険性について解説していきたいと思います。

カフェインとは?

カフェインはアルカロイドと呼ばれる有機化合物の一つで、自然界に存在する物質です。興奮作用をもたらすことで広く知られており、人間には精神刺激薬や脳を活性化する成分として使用されます。コーヒーに多く含まれており、お茶や紅茶、ココアにも含まれています。

覚醒作用によって目が冷めたり、気分が高揚したりする作用が観察されています。カフェインそのものに毒性はありません。体への作用はありますが、カフェインが危険な成分という訳ではありません。

もちろん過剰摂取は危険ですが、適度な仕様であれば世界140か国で安全性が認められています(妊娠中、または授乳中の女性は避けるべき、とされている)。

カフェインは体内で代謝されません。つまり、過度なカフェインは排出しなければならず、通常3~4時間で排出されるようになっています。カフェインへの感受性は個人差があり、コーヒー一口で夜眠れなくなる方もいれば、何倍飲んでもぐっすり眠れる方もいます。

カフェインには依存性があり、普段からコーヒーやお茶を大量に摂取している方が突然摂取をやめると、頭痛や吐き気などを軽く感じることがあります。WHOによると、カフェインの依存性は薬物やタバコと同じではなく、禁断症状も非常に軽度であるとされています。

人間の場合、カフェインの適度な摂取は体に良い効果があり、主に脳への覚醒作用が有効に働きます。集中力の向上や論理的な思考力の向上、ダイエット効果や運動能力、持久力の一時的な向上などが認められています。

軽度の利尿作用もあるため、体内の水分循環にも作用しています。しかしそれほど強力ではないため、水分補給を阻害するほどではありません。

カフェインは医薬品としても使用されており、感冒薬(かぜ薬)や鎮痛剤として利用されています。児童への毒性や危険性は全くないものの、摂らせない方がいいとの声は根強く聞かれます。

カフェインが犬には危険と言われるのはなぜか

コーヒーを持つ犬

Ermolaev Alexander/shutterstock.com

このように、毒性や危険性がないといわれるカフェインですが、犬には覚醒作用が強力過ぎるため危険です。

人間は体が大きいため、カフェインですぐに昏睡状態になることはありません。それでも前述のように眠れなくなったり、動悸を感じたりする方もいる程ですから、より体が小さく影響を受けやすい犬の場合はなおのこと、体への影響は著しく表れると言えます。

犬がカフェインを摂取すると心筋や中枢神経系に直接作用するため、余計に症状が表れやすくなります。犬がカフェインを摂取した際に表れる症状には、以下のような例が挙げられます。

・頻脈、不整脈
・呼吸促拍、息が荒くなる
・けいれん、体の震え
・うっ血、出血
・興奮状態、落ち着きがなくなる

カフェインの致死量

カフェインの致死量は「体重1キロ当たり150mg」とされています。これは、体重1キロの小型犬がエスプレッソコーヒーを1杯飲むと危険という量です。体重10キロの柴犬の場合、コーヒー1リットルが危険ラインになります。

一気に中毒症状が起こるリスクが高まる量について言えば、かなりの程度飲まないと症状は表れません。苦みの強いエスプレッソコーヒーを犬が喜んで飲むこともあまり考えられないため、犬がカフェイン中毒を起こす危険性はそれほど高くないと言えます。

しかし、カフェイン中毒の治療法はありません。毒性というよりは、覚醒作用や興奮作用による中毒症状であるため、対症療法が主な治療になります。血液検査や尿検査を受けて調べるのが一般的ですが、症状が顕著に認められる場合は催吐や胃洗浄が施されます。

飼い主が自分で処置するよりは、一刻も早く動物病院を受診する方が賢明です。診察を受ける際は犬が飲んだ飲み物や食品のパッケージを持っていくと、より正しくスムーズな診察を受けられます。

カフェイン入りの食品に注意

カフェインはお茶や紅茶、コーヒーなどの飲み物に含まれているというイメージがほとんどかもしれません。ところが、紅茶クッキーやコーヒーゼリーなど、カフェイン入りの食品や食材も多数存在します。

これらは砂糖を含んでいることが多いので、犬が甘さに誘われて口にしてしまうことがあります。紅茶やコーヒーを避けていれば大丈夫と思っていると、思わぬところでアクシデントが発生するかもしれません。







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