にんにくを犬に食べさせるのはNG?

犬とにんにく

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さまざまな「サプリメント」に配合されていることから分かるように、「にんにく」には健康に役立つ栄養素がたくさん詰まっています。疲労回復や滋養強壮だけでなく、ガンの抑止効果など、多岐にわたる用途で長年重宝されてきました。

わたしたち人間にとっては大切な健康食品である「にんにく」ですが、ワンちゃんにとっては危険な食材と考えられています。ワンちゃんが「にんにく」を食べるとどんな影響があるのでしょうか。

今回の記事では、まず「にんにく」にはどんな成分が含まれていて、どんな効果が期待できるのかをご紹介します。また、ワンちゃんの体内に「にんにく」が及ぼす影響についても解説します。

さらに、「にんにく」による愛犬の健康被害を防ぐ方法や、うっかりワンちゃんが「にんにく」を食べてしまった時の対処法についても取り上げていきます。

「にんにく」とは

大量のにんにく

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「にんにく」は、ユリ科ネギ属に属する植物です。たまねぎと同じネギ属に分類される仲間で、西アジアが原産とされています。日本には平安時代に中国を通して伝来したとされています。

「にんにく」には、大きく分けると「オオニンニク」と「ヒメニンニク」がありますが、一般的に「にんにく」と聞いてイメージされるのは「オオニンニク」のことです。

古くから健康に良い食材として知られ、香辛料としてだけでなく、強壮剤として使用されてきました。肉料理との相性も良く、特に西洋では「にんにく」を粉末状にした「ガーリックパウダー」が調味料として広く浸透しています。

「にんにく」には、血行を良くし、体を温めて冷えから体を守る効果があります。特に風邪を引いた時には、悪寒の症状を改善し、解熱作用があるので重宝します。

さらに「にんにく」には強い抗菌作用があり、腸内環境を整えるのに役立ちます。胃液の分泌を良くし、食欲を増進させる効果も期待できます。腸内環境の改善により、体内の消化吸収を高め、食欲不振の改善や胃もたれの緩和にも役立ちます。

「にんにく」に含まれる成分について

にんにくに含まれる成分

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「にんにく」には健康に役立つ成分がたくさん含まれています。例えば、硫化アリルの一種である「アリシン」という成分には、体内の免疫力を強化する働きがあります。

この「アリシン」という成分は、悪玉コレステロールを減少させ、善玉コレステロールを増やします。また、血糖値を下げたり、血圧を適正に保ったりする作用があり、血液をサラサラにする働きまであります。

また「アリシン」には、体内においてビタミンB1と類似した働きがあり、疲労回復や滋養強壮も期待できます。

生の「にんにく」には「アリイナーゼ」という酵素が含まれています。この「アリイナーゼ」が、同じく「にんにく」に含まれている「アリイン」と反応することで、刺激性の強い「アイリン」が合成されます。

この合成された「アイリン」をオイルに溶かして分解、結合させると「スルフィド類」になります。そのように「スルフィド類」に変化した物質の一つが、「ジアリルトリスルフィド」と呼ばれる成分です。

この「ジアリルトリスルフィド」という成分には、がん細胞の増殖を抑制し、がん細胞を正常な細胞に戻す働きが確認されています。

実際、アメリカ国立がん研究所が作成した「がん予防が期待される食品ピラミット」において、「にんにく」はもっとも予防効果が期待される食品とされています。

また、前立腺がん細胞に「にんにくエキス」を加えた実験において、がんの増殖を抑制する働きが確認されています。

加えて、「にんにく」のオイルから発見された「メチルアリルチリスルフィド」には、血液中の血小板の塊を抑える働きがあります。そのため、脳卒中や心筋梗塞動脈硬化など、命の危険がある病気を予防する効果が期待されています。

情報提供元:mofmo
記事名:「犬ににんにくを食べさせるのは有りなのか?無しなのか?!犬に与える影響とは