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「タイ猫」ってどんな猫?気になる性格とシャム猫との違いを解説!


タイ猫とは?

ツートーンカラーとブルーアイが印象的なタイ猫

Axel Bueckert/shutterstock.com

猫の品種の一つに「タイ猫」という猫がいます。タイ猫はシャム猫をルーツとした猫で、シャムのうち「オールドスタイル」と呼ばれるタイプの猫です。タイ猫は見た目が美しいので、ぜひ飼ってみたいと思う方は少なくないでしょう。

この記事ではタイ猫に関する様々な情報をご紹介します。

タイ猫の特徴とは?

タイ猫(シャム・サイアミーズ)は、くさび形の頭に大きな耳、細長い手足と尻尾をもつオリエンタルタイプの美しい容姿をしています。

最大の特徴は、ポイントがある毛色とサファイヤブルーの目です。そして、純血のシャムであることが条件となっています。

標準的な体重は2.5~5㎏程度と言われています。太い鳴き声をしており、よく鳴く猫として知られています。

タイ猫の性格は?

タイ猫(シャム・サイアミーズ)は以下のような特徴をしています。

■人によく懐く
犬の性格のようにわりと人に懐く傾向があります。

■自己中心的な行動
懐く一方で、猫特有のマイペースな姿も見られます。

■感受性がとても豊かで繊細
「人間の様」とまではいきませんが、感受性が豊かです。また意外と繊細でデリケートという特徴があります。

シャム猫とは?

こちらを伺うシャム猫

chromatos/shutterstock.com

シャム猫はタイ原産の猫種です。シャムという名前はタイ王国の旧名です。

先述の通り、タイ猫はシャム猫をルーツとしています。シャム猫がルーツとなる猫の種類はいくつか存在しており、見た目がシャム猫によく似ている猫種もあります。

タイ猫のほかに、具体的にはシャム猫とバーミーズをルーツとする「トンキニーズ」、シャム猫とペルシャの交配によって誕生した「ヒマラヤン」などがシャム猫によく似ている猫種として知られています。

シャム猫の特徴

顔が逆三角形で小さいのに対し、大きな耳を持っています。そして、細長い手足をした体つきをしているため、オリエンタルタイプと呼ばれています。

シャム猫の最大の特徴は、何と言っても顔と手足、尻尾に入ったポイントカラーとサファイアブルーの瞳です。

ただし、ポイントカラーは、夏の暑い時期になると色が薄くなることもあります。シャム猫の平均体重はオス猫の場合3~4㎏、メス猫の場合は2.2~3.6㎏程度と言われています。

スリムな体型が魅力的な猫種ですので、可愛いからといってごはんやおやつを与えすぎないように注意しましょう。

豊富な毛色

シャム猫の特徴的な毛は”ポイントカラー”と呼ばれています。顔と尻尾、手足にチョコレートのような色合いをした被毛が密集しているのが特徴的です。

このポイントカラーの濃度は、遺伝によって変わってきます。色によって「シールポイント」「チョコレートポイント」「ライラックポイント」「ブルーポイント」と色分けされた名前が付いています。

ちなみに生まれたばかりのシャム猫の子猫の被毛は、真っ白と言われています。それは子猫の体温が高いため、色素の形成が抑えられているからです。

成長するにつれてポイントカラーがでてくるので、どんな色合いの毛色になるか成長を楽しめるのもシャム猫の魅力となっています。

シャム猫の性格は?

■甘えん坊
シャム猫の多くは、常に自分を見てもらいたい!という欲求があるようです。そのため、飼い主さんの側にいつもべったりし、膝の上に乗ってきたり、付いて回るなど可愛らしい一面をもっています。

■頭が良い
シャム猫は高い知能力たけでなく、高い身体能力も持ち合わています。遊ぶことも大好きなので、頭と体の両方を鍛えられるおもちゃを使って遊んであげることができるかもしれません。

■寂しがり屋でいたずらが大好き
シャム猫は寂しがり屋さんなので、放っておくといじけてしまいます。ですから、長時間のお留守番は苦手です。

仕事などの都合で家を空ける時間が長い家庭の場合は、シャム猫が寂しがらないようにもう1匹猫を迎えてあげることができるかもしれません。

また、シャム猫はいたずらが大好きな一面性もあります。ティッシュペーパーやトイレットペーパーなどはいたずらの標的になりやすいので注意が必要です。

とても賢く引き戸を開けることくらいはすぐに学習してしまうので、ドアロックをするなどの対策も必要です。

■好奇心旺盛
シャム猫はかなり活動的です。常に何かしらに興味を示し、活発に動いています。

ですから、退屈しないようにおもちゃを用意したり、一緒に遊ぶ時間をとるようにしましょう。
シャム猫は次のような性格をしています。

■おしゃべり
シャム猫はよくおしゃべりする猫、つまり、よく鳴く猫として知られています。飼い主さんに”○○してほしい~”と鳴いて訴えかけてくることでしょう。

ですから、家の中で静かに過ごしたい方や集合住宅などにはあまり向いていないかもしれません。

一方、猫のお世話をしたい方にとっては、よいパートナーになってくれることでしょう。

タイ猫はシャム猫?

シャムという名前はタイ国の古い国名ですが、これを品種名に当てているのは日本だけです。海外では「サイアミーズ(Siamese)」という名前で知られています。

タイから西欧にシャムが紹介されたのは、日本に輸入される明治時代よりも30年ほど早く、記録上では1878年に輸入されています。

タイの首都バンコクに赴任していたアメリカ領事から当時のアメリカ大統領ヘイズに贈られた記録が残されています。

その後1884年、バンコクに赴任していたイギリスの役人が帰国する際に入手しました。この時のシャムはブルーポイントの毛色に濃いポイントとサファイヤブルーの透き通った瞳がとても魅力的で、多くの愛猫家たちを魅了したようです。

愛好家たちを中心にイギリスでは繁殖も始まり、海外への輸出も盛んに行われるようになりました。19世紀後半から20世紀初めになると第一次世界大戦や第二次世界大戦が始まり、食糧難や生活の不安定が原因でシャムは一時絶滅の危機に瀕してします。それに加えて、シャムはすでに世界中に広がって飼育されていましたが、ペルシャなどほかの猫種へ人気が移ったことも絶滅の原因となりした。

戦後、著しく個体数が少なくなったシャムを復活させるために、交雑が行われました。その際、交雑によりシャムは大きく2つのタイプに分かれることになりました。

ほかの猫種と比較するとV字型の頭と細身の体というプロポーションが特徴的なシャムでしたが、交雑によりソリッドな容姿がより一層強調されるようになります。

このタイプのシャムは「モダンスタイル」、交雑前のやや丸いスタイルに近いものは「トラッドスタイル」、もしくは「オールドスタイル」という名前で呼ばれています。

キャットショーではモダンスタイルばかりが評価される時代が続いていましたが、この偏りに危機感を感じた繁殖家たちはトラッドスタイルのシャムの育種を続けていました。

その熱意ある繁殖家の努力により、オールドスタイルのシャムは「タイ」という新しい名前で、2009年にTICA(The International Cat Association)に登録されました。

つまりタイ猫とはオールドスタイルのシャム猫ということです。

シャム猫の飼い方とは?

シャム猫を抱いている人

G.Tbov/shutterstock.com

では、シャム猫を家族として迎える場合、どんな点に注意することができるでしょうか?いくつかの注意点を見ていきましょう。

シャム猫との遊び方

シャム猫はとても好奇心旺盛な性格をしているため、ひとりで遊ぶよりも飼い主さんと遊ぶことを好みます。他の猫種と比較すると運動量も多いので、おもちゃをつかって遊んであげることができるでしょう。

また、運動不足でストレスが溜まらないようにキャットタワーを設置することができるかもしれません。

シャム猫のブラッシングとスキンシップは毎日すること

シャム猫は短毛種なので、ブラッシングに神経質になる必要はありませんが、可能であれば1日1回は優しくブラッシングしましょう。その際、身体を触って健康チェックをすることをおすすめします。

シャム猫に限らず猫は、身体に痛みなどの異常があっても顔に出さず、我慢して隠す生き物です。飼い主さんの毎日のスキンシップがちょっとした異常の発見につながり、治療で完治することにつながります。

是非、毎日のスキンシップを欠かさないようにしましょう。

シャム猫の寿命はどれくらい?

シャム猫の平均寿命は、10~13年程度と言われています。

一般的な猫の平均寿命は15歳前後と言われているので、それと比較すると若干短命と言えます。

しかし近年、シャム猫に限らず、ペット全体の平均寿命は伸びている傾向にあるので、日ごろの健康管理と栄養バランスの摂れた食事、定期的な予防接種、健康診断、適切な運動、快適な生活環境などに気を付けていれば、長く一緒に居られる時間を伸ばせるでしょう。


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