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老犬になってもお散歩はした方がいい?サポート方法もご紹介!


犬と散歩

Owner and Labrador dog walking in city on unfocused background

Africa Studio/shutterstock.com

年齢の若い犬たちは散歩となるととても喜びます。
勢い良く歩いて行って飼い主さんの方が引っ張られてしまうほどに元気です。しかしながら、犬も年齢と共にやはり衰えて行きます。年と共に、以前のようにぐいぐいと引っ張らなくなり、動きも活発だったのが穏やかになって行きます。

筋肉が衰えてきて、動きもゆっくりとしてきて、ちょっとずつ痩せて肉が落ちて行きます。若い時と同じコースを歩くのもしんどそうになって来て、そのような様子を見ていると、もう散歩は行かなくても良いのではないかと思ってしまうかもしれません。外に出たがらなくなる犬もいるようです。では、実際はどうなのでしょうか。老犬には散歩の必要性はあるのでしょうか。

老犬には散歩の必要性はある?

old golden retriever dog

marcinm111/shutterstock.com

老犬になる年齢

老犬と呼ばれるようになる時期は、種類によって違います。
大体7歳位から老犬のステータスに入ってきます。
寿命が短い小型犬はもう少し遅めですが、7歳を一つの目安にしておくとよいです。

筋力の低下があり、たいていは後ろ足から衰えて行きます。関節や骨の老化に伴う痛みで、出て歩けないこともあります。
内臓の老化も生じ、心臓の病気や他の病気になることもあります。

散歩がもたらす身体への好影響

老犬にも散歩の必要性はあります。
散歩は何歳になっても、とても大切です。
まず、散歩をすれば、筋肉を可能な範囲で維持して行くのに役立ちます。固くなりがちな筋肉をほぐして関節の動きをスムーズにさせることができるでしょう。
血行が良くなり代謝が上がって、食事で取り入れた栄養素が身体のすみずみまで行き渡るようにすることもできるでしょう。老犬になって愛犬が散歩をしたがらなくなっても、そこで散歩をやめてしまいますと機能している愛犬の残った筋肉も急に衰えてしまいます。

可能な限り歩いて運動させて、筋肉や関節の動きを維持してあげるためにも、老犬でも散歩の必要性はあると言えるでしょう。散歩をやめてしまったことがきっかけで、筋肉が衰えてしまい、自分でご飯を食べに行ったり、トイレに行ったりすることさえできなくなってしまうことでしょう。可能な範囲でも、わずかでも散歩をして運動を続け、筋肉の衰えをできる限りとどめてあげると良いでしょう

散歩は脳にも良い効果がある

老犬にも散歩の必要性があると言える別の理由は、脳や神経を活性化させるためです。老犬になって、視力や聴力が衰えてきても、嗅覚は長くその機能を維持することができるようです。そのため犬は視力や聴力を嗅覚で補う場合があります。しかし、いかに嗅覚の機能が維持されているとしても、家の中で同じような匂いに囲まれている生活を続けていては脳への刺激が乏しくなってしまいます。

外に出て、色々なにおいの刺激を脳に送ってあげることは有益です。
光の刺激、風の刺激なども合わせて脳や神経の活性化に役立つものとなります。脳への刺激がなくなると、認知症の進行を早めてしまう場合もあります。少しでも外出を続けて行くことは大切です。
時には、屋外でないと排泄ができない犬もいます。そのような場合には、排泄を気持ちよくさせてあげて、ストレスをためることがないようにするためにも散歩は必要と言えるでしょう。

体調の変化も見つけやすい

散歩の機会に、排便や排尿の回数や愛犬の身体の状態をチェックすることもできます。日々の散歩の機会に老犬の健康状態や体調の変化に気づくということもあることでしょう。まっすぐ歩けているでしょうか、障害物にぶつかるようなことがあるでしょうか。そうした状態から愛犬の目がしっかりと見えているのか、姿勢はどうなのかなどを確認することができます。室内ですと、犬が安全な動線を既に覚えていることもあり得ますので、衰えている視力の状態に気づきにくい場合もあるかもしれません。

老犬の散歩の際の注意点

mature woman with rucksack hiking with a dog in the summer landscape

Christian Mueller/shutterstock.com

体調をよく見ること

老犬の場合、外の天候やその日の体調などにも留意してあげましょう。例えば、雪や雨、気温の差など、若い元気な頃はなんともなかった要因によって心臓に負担がかかるケースもあります。

必要に応じて、保温用として服をきせてあげることもできるでしょう。無理はさせずに、時には外出しないという判断をすることもあるでしょう。夏場の散歩には、老犬でなくとも危険が伴います。実は人間とは異なり犬には汗をかく汗腺というものが肉球にしかないのです。体温調節を人間ほど効率的にできません。そのため、犬は舌を出して水分を蒸発させることにより体温を下げることを行います。

舌を出して息をしている犬の様子を見ることがありますが、唾液を蒸発させることによって体温を下げて身体を冷ましているのです。犬は上がってしまった体温を下げるために、人間と比べて大変な努力を必要としているわけです。

気温に注意

夏の日差しで焼けた地面の上で、犬は人間が感じている気温よりもプラス15℃位暑く感じているとも考えられています。夏に人間の足元で過ごしている犬は私たち以上にリスクを抱えていると思われます。なおのこと老犬であれば、夏場散歩に連れて行くかどうかについては出発前に良く考えて判断する必要があることでしょう。

夏場の場合、もしかすると夜明け前の時間に早めに散歩を済ますことができるかもしれません。例えば、早朝5時頃から日が昇るまでの間の時間はいかがでしょうか。夕方という案もあるかもしれませんが、夏の夕方の時間帯というのは、日が沈んでからもしばらく地面が熱い状態が続くことがあるので危険であると考えられます。それで、夜の時間になるまで待ってから散歩をすることもできるでしょう。

夏場のどの時間帯に散歩に出かけるとしても、そして、夏場ではなくても、散歩中の脱水の危険についても考えておきましょう。散歩の際には、いつも水を持参するようにしてあげましょう。

事前にストレッチをしよう

老犬は、筋肉の柔軟性もなくなってきています。さらに、いきなり散歩に出かけようとすると歩けないということもあります。散歩前に多少ストレッチなどをすると、良いことでしょう。怪我の予防にもなるかもしれません。後ろ足が弱っていて歩けないような場合には、飼い主さんがタオルでお腹から腰を持ち上げるようにして、歩行介助をすることもできます。

室内や庭で少し歩かせてみて身体をほぐしてあげたり、関節をゆっくりと伸ばしたり縮めたりして、その時にどこかに痛みがないかなどもチェックしてあげることもできます。

歩くスピードは犬に合わせて

散歩に出る時に、犬の速度に合わせてあげてください。老犬の様子を良く観察し、速度がゆっくりならば、その速度にできるだけ合わせてあげましょう。歩きやすいコースをセレクトしてあげましょう。砂利道、階段、アスファルトは負担が大きくなりがちですので、足腰への負担が少ない芝生や土などの柔らかい道をゆっくり歩かせてあげましょう。

散歩コースは変えない方がいい場合も

視力が衰えてきたなと思ったら、散歩コースは変えないようにしてあげましょう。飼い主さんがきっちりリードしてあげて、犬が不安を感じないようにしてあげましょう。歩きながら声をかけてあげたり、リードを短く持つようにして、飼い主さんの真横を歩かせるなどして、安心するようにしてあげたいと思います。

あまり遠くに行かずに、家の周りで散歩するようにするなら、いざ何か起きた場合に、すぐに家に引き返すことができるので安心です。老犬の散歩は、思わぬトラブルが生じる可能性があります。そのため、子どもだけに散歩を任せるようなことはせず、子どもに散歩をさせる場合には飼い主さんが付き添ってあげるようにしましょう。

緊急でかかりつけの動物病院に連れて行ける位の交通費をお散歩用のバックに入れておくこともできます。検討してみましょう。

老犬と二人三脚で

何匹も犬を飼っている場合、成犬と一緒に散歩をさせますと、老犬がついて行けず、老犬に負担をかけることになりかねません。成犬と老犬を一緒に散歩させないようにしてください。公園などで成犬を遊ばせている間に、老犬とゆっくり過ごすようにしたりと、工夫しましょう。

無理は禁物

いつもは喜ぶ散歩のリードを見せても、散歩を嫌がるようなそぶりを見せることがあれば、その時は注意深くありましょう。
身体がいつもよりだるいのでしょうか。身体に痛みがあるのでしょうか。犬なりの散歩に行きたくない、あるいは行けない理由があるのかもしれません。身体がなまってしまうからということで、無理やり連れて行くのではなく、様子を良く見てあげましょう。

いつもと少し違うなと思ったら、躊躇せずに動物病院に連れて行ってあげましょう。

愛犬がほぼ寝たきりになったとしても、無理のない範囲で外出させてあげるのは良いことです。抱っこして一緒に出かけてあげたり、カートに乗せて連れて行ってあげたりと、可能な範囲で日光浴をさせ、外の空気を吸わせてあげましょう。それだけでも老犬にとってストレス解消になる場合があります。


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