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犬のトラブル「乾燥する季節」に発症しやすい現象と対策を徹底解説


体中の水分が全て吸い取られていくような季節。体から乾燥注意報がすでに発信されているにもかかわらず何を頑張っても体の中は潤っていかない・・・と悩んでいるのはどうやら人間だけではないようです。わんちゃんの体からも乾燥注意報が発信されています。

そんなわんちゃんの体をいたわってあげられられるのは飼い主さんだけです。

乾燥する季節に多いトラブル

dermatitis on dog skin

Oyls/shutterstock.com



  • トラブル1:乾燥肌
  • トラブル2:乾燥による咳
  • トラブル3:その他色々な病気にかかりやすくなる


このような点をあげることができると思いますが、一つ一つ考えてみたいと思います。

トラブル1:乾燥肌

暖房器具を使うことによって部屋は乾燥します。部屋が乾燥するならばそこで生活している私たちやわんちゃんの皮膚も乾燥します。

わんちゃんは毛で覆われているから大して乾燥はしないと思いますか?

いいえ、そんなことはないんです。

人間の赤ちゃんは大人の肌の1/2の薄さと言われ非常に薄いことがわかります。

しかしわんちゃんの方が人間の赤ちゃんよりもさらに皮膚が薄く、大人の肌の1/3の薄さで約0.1mm以下と言われています。わんちゃんが全身体毛で覆われているのは体毛で皮膚を守っているからなのです。

しかし毛の薄い部分の皮膚は敏感であるといえるでしょう。このような理由からわんちゃんの皮膚ケアに関しては人間以上に気を配ってあげる必要があります。

・冬場は乾燥対策が必須

わんちゃんが乾燥肌になると「皮膚のバリア機能」が弱くなります。

「皮膚のバリア機能」とは、体内の水分を外部に逃さないための機能、外部の異物を体内に入れないための機能です。ですから「バリア機能が弱くなる」ということは花粉や紫外線などの外部からの刺激に弱い状態になってしまうということです。

これを放っておくと、更なる皮膚トラブルが起こる可能性が高くなるので、わんちゃんのためにも皮膚の保湿や部屋の加湿に注意を払う必要があります。

乾燥肌の症状は?

わんちゃんの肌が乾燥するとまず皮膚がかさつきます。被毛も乾燥してきますのでパサつき、フケ、ニキビなどの症状に加え、毛玉や切れ毛などのトラブルも引き起こされます。

また外部から刺激され痒みを併発します。痒みをおさえきれずわんちゃんが自分自身で引っ掻いてしまうと創傷や出血などのトラブルにもつながります。

わんちゃんの皮膚で特に乾燥しやすいところは?

特に乾燥しやすくトラブルの多いところは被毛で覆われていない足裏の『肉球』です。肉球は少ししっとりしているくらいの方が良いのですが、皮膚のバランスが悪くなると乾燥してひび割れてしまいます。

また首元や脚の付け根(内腿と脇)などの柔らかい部分も乾燥しやすい部位といえます。

被毛がしっかりと生えているところはかき分けて、普段よりフケが多いかどうか、ニキビができているか、かさつきはどうかしっかりと確認してあげてください。

乾燥肌のわんちゃんの行動

・患部を舐める
わんちゃんはケガをしたところを舐めて治そうとします。それはかゆみや痛みなどの何かしらの違和感を感じているからといえます。同じところを何度も長時間舐めているのならば皮膚に何かしらのトラブルを抱えているのかもしれません。

・患部をこすりつける
かゆくてかゆくて仕方がないのに足が届かない時などは壁などに体をこすりつけることもあります。

・落ち着きがない、元気がない
かゆみや痛みのためストレスを感じ落ち着きがなくなることもありますし、逆に元気がなくなることもあります。

・歩きづらそうにしている
肉球に異常がある場合ですが、散歩に行きたがりませんし、歩きづらそうにしています。

トラブル2:乾燥による咳

気道にほこり、細菌、カビなどが入ると排出させる働きがわんちゃんにもあります。

しかし気道の粘膜が乾燥していると、排出させようとする機能がうまく働かず、咳をして強制的に排出しようと体は頑張ります。また乾燥そのものが気道を刺激して、咳を引き起こす原因になることもあります。

このような咳は乾燥に伴う咳であって大きな病気ではありませんがわんちゃんにとってはトラブルの一つです。

もともと呼吸器疾患や心臓疾患で咳が出やすいわんちゃんにとっては乾燥によって咳が悪化してしまう可能性があります。乾燥による咳から、その咳が引き金となって持病が悪化してしまうほどのトラブルにつながりかねません。

トラブル3:その他色々な病気にかかりやすくなる

乾燥する季節はウイルスが活発になりやすいと言うことは多くの方がご存知だと思います。

乾燥によって呼吸器系の粘膜が低下しているところへウイルスが侵入してくるとわんちゃんにとっては厄介なことになってしまいます。酷くなると気管支炎や肺炎などにもつながりますので注意が必要です。

愛犬の乾燥肌対策

Bathing of the yellow labrador retriever. Happiness dog taking a bubble bath.

Jaromir Chalabala/shutterstock.com

全てのトラブルについて言えることはまず『加湿』することです。加湿器を使うことが効果的ですが、洗濯物を部屋干しにするなどしても効果は期待できます。湿度計を置いて50%〜60%くらいを保つことができるように心がけたいと思います。

最近では床暖房を使用している家庭も多いと思います。私たち人間よりも低い位置で生活しているわんちゃんにとっては暖かくて良いのですがその分乾燥しやすい環境といえますので注意する必要があります。

ではトラブル1の乾燥肌対策をもう少し突っ込んで考えたいと思います。

乾燥肌対策1:ブラッシングで血流アップ

まずはブラッシングをしながら皮膚が炎症を起こしていないか、フケが出ていないか、傷がないかなど確認してあげてください。散歩から帰って来て体を拭く時などのタイミングで良いと思います。ブラッシングをすることによってマッサージ効果もあり、血流がアップするので健康を促す効果もあります。

乾燥肌対策2:お肌に優しいシャンプー

これは積極的にシャンプーをするようにということではありません。フケがあるならきれいに洗い流し清潔にする必要がありますし、古い角質を取りのぞき、バリア機能を修復するためにもシャンプーは大切です。洗浄力が強すぎず、保湿力の高いシャンプーを使ってあげてください。シャンプーの時に大切なことはすすぎをしっかりしシャンプーの成分がわんちゃんに残らないようにしてあげてください。そして皮膚を濡れたままにせず、乾かすことも大切です。

乾燥肌対策3:保湿をする

乾燥肌対策として保湿クリームやローションなどを使うことは効果的です。

では特にトラブルの多い『自宅でできる肉球のケア』をご紹介したいと思います。

①蒸しタオルを使って足の裏全体の汚れを拭きとる
蒸しタオルで温めながら汚れをきれいに拭き取りながら、肉球のきわの硬くなっているところを優しく揉みほぐてあげましょう。

②肉球クリームやローションをつけてマッサージする
クリームをとり、肉球の表面を優しくもみ、硬くなっているところは念入りにマッサージをしてあげましょう。マッサージをすることで、血流が良くなり新陳代謝が促されます。

③クリームの浸透を促すために靴下を履かせて足裏を保護する
靴下を履かせることでクリームが浸透しやすくなりますし、わんちゃんがクリームを舐めるのを防ぐこともできます。

ただし超時間靴下を履かせておくと蒸れにつながりますので、肉球の状態にもよりますが、お手入れ後しばらくしたら脱がしてあげましょう。靴下にストレスを感じるようでしたら様子を見ながら着用してください。

クリームを選ぶ時にはわんちゃんが舐めてしまうことを前提に口に入っても安全な天然成分のものであることなどを考慮に入れ選んであげると良いでしょう。

このような商品を使ってみるのはどうでしょうか。

Organic Shea butter / オーガニックシアバター






  • オーガニックシアバター








厳選オーガニックシアバター高配合で、植物エキスで舐めても安心です。すばやく馴染んで長時間保湿ができるシアバターです。

肉球保護(ひび割れ、カサカサ、滑り止め)、敏感肌(かゆみ、フケなど)、虫さされ/皮膚炎症、傷口保護などに使えます。

・原材料/成分

シア脂 100%

・特徴

厳選したオーガニックシアバターがベースになっていて、阿蘇の大自然で育った、農薬や化学肥料を一切使用しない6種類のオーガニックハーブが配合されています。
出典:https://www.amazon.co.jp/spa-hinoki-オーガニック-【エコサート-コスモスオーガニック認証】/dp/B008ZXTJ1A/

肉球ケアをする事で、肉球だけの健康のみならず共に時間を過ごし触れ合うことができ、飼い主さんと愛犬の間により強くて深い信頼関係が出来上がっていくことも良いことだと思います。

まとめ

乾燥する季節のトラブルは早期発見とそのケアが大切です。暖房をつけると室内は乾燥します。暖房のスイッチと同時に加湿器のスイッチも入れることを忘れないようにしたいものです。

肌への影響は皮膚のかさつき、痒み(創傷、出血)、また被毛のパサつき(フケ、ニキビ、毛玉、切れ毛)などがありましたし、乾燥による咳、ウイルスの侵入などもあります。

「たかが乾燥、されど乾燥」・・・「たかが乾燥」と考えているとおおきな代償を払わなければならない事態に発展してしまうかもしれません。毎日のブラッシングや愛犬と触れ合うだけである程度の体調管理はできるかもしれません。

自分自身の乾燥対策やお手入れも大変かと思いますが、愛犬のためにも時間を作り、乾燥対策をしてあげてください。

皮膚の異常や呼吸器系の異常、そのほかいつもと様子がおかしいと感じたなら早めに動物病院で診察してもらってくださいね。

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