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飼い主に懐かない犬が人間に心を閉ざしてしまう原因は? 解決方法も教えます!


「愛犬との生活はとても楽しく、愛と信頼関係に満ちたものであるべき」だと考えている方は多いのではないでしょうか?しかし、現実はなかなか理想通りにはいかない場合もあるようです。特に愛犬との信頼関係が築けていないならそうでしょう。

犬が心を閉ざしている時の態度と行動

Sad dog waiting alone at home. Labrador retriever looking through window during rain.

Jaromir Chalabala/shutterstock.com

犬が心を閉ざしてしまう行為をご紹介する前に、現段階で飼い主さんと犬の信頼関係を確認してみましょう。

犬の行動によって、あなたとの関係を測ることが出来ます。それでは犬があなたに心を閉ざしている時の態度と行動をいくつかご紹介しますね。

名前を呼んでも側に来ない

犬の名前を呼んであげてください。犬はわたしたちの声を識別することが出来るでしょう。自分の名前を呼ばれていると分かっても無視することがあるでしょうか?もしそうなら、あなたに対して心を閉ざしているのかもしれませんね。

犬が呼ばれても近寄らないのは、警戒しているからです。「飼い主のもとに行けば安心できる」「褒めてくれる」「何かいいことがある」と犬が感じているなら、喜んでこちらに寄ってくるでしょう。

警戒しているなら、そのように感じることは出来ないのです。むしろ「何か嫌なことをされるのではないか」「また怒られる」などと思ってしまうのです。

飼い主さんに家族がいる場合、家族によっても犬の対応は変わってくるでしょう。犬がそれぞれ人をしっかりと見ている証拠ですね。

体を触らせてくれない

犬を撫でようとしたり、触ろうとしたりしてみてください。信頼している飼い主さんからであれば、犬は嬉しそうに受け入れてくれるでしょう。「もっと撫でてほしい」とこちらにすり寄ってくることさえあるものです。

逆に飼い主さんを警戒していて、心を閉ざしている場合はどうでしょうか?きっと体を触らせないように逃げてしまうでしょう。追いかけてもどんどん距離を開けてしまうことでしょう。

無理に触るなら、犬がびっくりして余計に心を閉ざしてしまうでしょう。びっくりして手にかみつくことさえあるかもしれません。

言うことを聞かない

飼い主さんとの正しい上下関係が出来ていない場合にも、犬との信頼関係は築かれません。犬は飼い主さんよりも上であると勘違いしているので、言うことを聞いてくれないでしょう。

散歩の時にも自分でリードを引っ張って、行きたいところに行こうとするかもしれません。これではどっちが散歩してもらっているのか分からないですよね。

「静かにすること」「イタズラしないこと」などの飼い主の注意も全く聞いてくれないかもしれません。

こうした態度が続くなら、飼い主さんはとても大変な思いをしますし、ご近所さんや他の犬にも迷惑をかけてしまいかねません。しっかりと正しい関係に戻る必要がありますね。

犬が心を閉ざしてしまう行為

いかがですか?あなたと犬の信頼関係の深さを知ることが出来たでしょうか?あなたの犬が、あなたに対して心を閉ざしているのであれば、それには原因があるはずです。もしかしたら、犬が嫌がる行動を取っていませんか?

これから、犬が心を閉ざしてしまう行為をいくつかご紹介します。自分が当てはまらないかチェックしてみましょう。

怒鳴る

Screaming, hate, rage. Crying emotional angry man screaming in colorful bright lights at studio background. Emotional, mature face. male half-length portrait. Human emotions, facial expression concept

Master1305/shutterstock.com

犬に対して大きな声で怒鳴っていませんか?犬の聴覚は人間よりも敏感です。大きな声でいきなりどなるなら、犬はびっくりしてしまいます。

飼い主さんは「しつけ」の目的で怒鳴るかもしれません。しかし、犬が怒鳴る意味を理解していなければ効果はありません。

叱る時にはいつも「ダメ」とか「ノー」といった短く分かりやすい言葉を使うようにしましょう。そうするなら、犬は自分の行動がダメだったと理解してくれます。

飼い主が感情のままに罵ったり、大きな声で長く注意したりしても犬には理解できません。そんな飼い主さんは犬にとって「急に意味の分からないことを自分に向かって叫び続ける人」なのです。

私たち人間でもそんな人がいたなら、警戒しますよね。心を開いて「悩み事を打ち明けよう」「一緒にいて心地よい時間を過ごしたい」などとは決して思わないはずです。犬も同様です。

飼い主さんが怒鳴るなら、犬は怖いという感情に支配され、その先に進むことは出来なくなります。できるだけ怒鳴ることが無いようにしましょう。

暴力

暴力は犬の心に大きなダメージを与えてしまいます。しつけの一環として犬に手をあげる人がいるかもしれません。しかし、犬がその理由を理解できていないのであれば、それは無意味です。

犬にとって飼い主が暴力をふるう人になってしまいます。人間の場合もそうですよね。家庭内暴力が問題となることも多いのではないでしょうか?

暴力をふるう相手が実の両親であったとしても、虐待されている子供はその親に対して恐怖を抱きます。怖くて一時的に言うことを聞くことがあるかもしれませんが、そこに信頼関係はありません。暴力をふるう親と一緒にいたいとは思わず、当然心の内を打ち明けることもないでしょう。

犬も同様です。たとえ、飼い主であっても暴力をふるう人に心を開くことは無いのです。もちろん、ごはんを与えられれば食べますし、散歩にも付いていくでしょう。しかし、自分から近寄って長く一緒にいたいとは思わないのです。

飼い主さんもそんな関係は嫌ですよね。そうであれば、暴力には注意すべきです。暴力は必ずふるう側に問題があります。厳しいようですが、自分を制御できずに暴力をふるってしまうなら、犬を飼うことは諦めたほうがよいでしょう。

特に、行き過ぎた暴力は犬の心にトラウマを植え付けることがあります。幼いころに虐待された犬は、暴力をふるった人だけでなく、人そのものに対して心を閉ざしてしまいます。

トラウマを抱えた犬はいつも恐怖におびえていて、人が視界に入るだけで震えてしまいます。人が近づくなら急いで逃げてしまうか、自分の身を守ろうとして攻撃を加えようとさえするのです。

こうなってしまった犬のトラウマを取り除くのはかなりの根気と時間がかかります。暴力は犬の一生を容易に崩してしまうものなのです。

もし、自分が犬に対して暴力をふるっているなら、すぐに改めるようにしましょう。単なる信頼関係にとどまらない問題だからです。

無視

犬が「構ってほしい」と近づいてくることがあるでしょうか?そうした「構ってほしいアピール」を無視し続けるなら、犬は飼い主さんに対して、心を閉ざしてしまいます。犬にとっては期待していたことを裏切られたような気持になってしまうのでしょう。

犬は飼い主さんからの愛を必要としています。愛を求める行動には、道理にかなった範囲で応えてあげるようにしましょう。

もちろん、しつけとして、あえて無視することもあるでしょう。ワガママな犬や、甘えたがりの犬は、執拗に「構って」アピールをするかもしれませんね。

そうした駄々っ子の要求をいつもかなえてあげるなら、ワガママや甘えたがりの性格はますます強くなってしまうでしょう。そうしたしつけにおいて、無視することはあり得ます。

しかし、いつもそうするなら、犬は傷ついてしまうかもしれません。飼い主さんとしては、決まった時間にはしっかりとコミュニケーションを取ってあげるようにしましょう。

大切なのは「どんな時でも犬に構ってあげる」のではなく、「適切な時に十分可愛がってあげて、それによってスキンシップを欠かさない」ことなのです。

嫌がらせ

飼い主さんやその家族の中には面白がって、犬に嫌がらせをする人がいるかもしれません。これも犬が心を閉ざしてしまう行為です。犬が嫌がっているのに無理に触ろうとしたりしていないでしょうか?

犬から触ってもらいたいと近づくことは信頼関係がある証ですが、飼い主が触っているから信頼関係が生まれるわけではありません。

信頼関係を深めようとして嫌がっているのに強引にスキンシップを取ろうとするなら逆効果です。そうしたときは犬から近づいてくれることを待つことが大切です。

飼い主さんにお子さんがいるなら、いたずらに注意しましょう。小さいお子さんなら犬もかわいがってくれることでしょう。中学生ぐらいになると、力が強く犬も抵抗できません。

強引に犬の上に座ったり、おもちゃやおやつなどを奪ったりして遊んでいるなら、犬はがっかりしてしまうのでしょう。そうしたことが続くと犬は人に心を開かなくなります。近づいてきたら、「また嫌なことをされる」と思い、逃げてしまうかもしれません。

飼い主さんだけでなく、家族全体で嫌がらせが無いように注意しましょう。

加えて、しつけなども頑張りすぎるなら、犬にとって負担となってしまうかもしれません。

犬が苦手なことを克服できるのは素晴らしいことですね。そうしたトレーニングは大切ですが、長時間のトレーニングを毎日毎日繰り返すなら、犬にとっては嫌がらせのように感じてしまいます。しつけやトレーニングも適度に行うことが一番良いのですね。

放置

Pug dog wait to eating eclair.

Ezzolo/shutterstock.com

飼い主さんが犬を放置してしまうなら、心の距離は遠くなってしまうことでしょう。意図的に犬を放置することは滅多にないことでしょう。しかし、飼い主さんが忙しくてお家でのお留守番が長くなってしまうことはあり得るのではないでしょうか?

これも人間で考えてみるなら、分かりやすいでしょう。両親ともに忙しく、子供がいつも家に一人で留守番しているなら、どうなるでしょうか?

お父さんやお母さんと会いたくとも、1日のうちのほんの少ししか会わない、もしくは会わない日もあるなら、その子は両親との関係を深めることは出来ないのではないでしょうか?

確かに住むところや食べるものがあるので、身体の必要は満たされているかもしれません。しかし、心の必要は満たされないのです。ほとんど会わない両親に自分の心の内を打ち明けることは出来ないですよね。

犬の場合も同様です。ごはんや生活環境は良いものが備えられているかもしれません。しかし、飼い主さんが長期間帰ってこないならどうでしょうか?犬が飼い主さんとの信頼関係を深めることは出来ないでしょう。

飼い主さんに悪気がないとしても、こうした事は起こり得ますね。

犬を飼おうと考えているなら、どれほど一緒に過ごすことが出来るかをしっかりと考えてあげましょう。自分が「寂しいから」と言う理由で犬を飼ったとしても、犬に寂しい思いをさせることがあるのです。


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