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老犬の健康のために知っておきたい4つのこと。


高齢になると観察力やケアが今まで以上に必要になり工夫も求められてきます。少しでも老化を遅らせて体の機能が正常に働くようにしてあげることによって快適な生活を続けることにつながるでしょう。

病気になりにくい体に必要なことは質の良い食事と適切な運動、心身ともにストレスの少ない環境を整えることができます。それではまずは食事からみていくことにしましょう。

毎日の食事に気を配る

<br /><br /> Hand holds out a plate of meat to a hungry dog on a black background

fetrinka/shutterstock.com

老犬にとっての食事は体の機能を維持するために非常に大切ですが、太りやすくなったり、お腹が弱くなったりと加齢に伴う体の変化も考慮してドックフードを選ぶことができます。エネルギーを消費する代謝機能も次第に衰えてきますので、食欲があって食べられる量は変わらなくても摂取したカロリーがうまく消費できないことが生じます。

そのため、体重増えてしまい関節への負担につながり、運動するときにケガのリスクも増えてしまいます。太りにくい低脂肪でカロリーが控えめのものを選ぶとよいでしょう。犬にとって重要な栄養素であるタンパク質については成長期から成犬と同じくらい必要なので、良質なタンパク質を摂れるようにしてあげましょう。

食事!サプリで気をつけるべきこと

Vitamin A in food Natural products rich in vitamin A as tangerine, red pepper, parsley leaves, dried apricots, carrots, broccoli, butter, yellow cheese, milk, egg yolk and cod liver oil.

Evan Lorne/shutterstock.com

中には加齢と共に気になる症状をサポートする栄養素がプラスされて配合されているものとして、関節ケアのためにグルコサミンやコンドロイチンが配合されているものや代謝アップのためにL-カルニチンが配合されているものを愛犬の症状に合わせて選ぶこともできるでしょう。

加齢と共に歯が抜けたり消化が悪くなってしまうこともありますので、柔らかいフードに変えてあげたり、食欲を刺激するカツオの出汁などの香りも嗜好性があるものを加えてみることもできるかもしれません。食べやすく楽しい食事にしてあげる工夫をするなら、食事の時間が楽しみになるでしょう。

良質な脂質も摂りましょう。私たち人間の体もひとつひとつの細胞が良い状態を保つことによって病気のリスクをさげることにつながっています。そのため細胞を守っている細胞膜が丈夫であることが大切です。細胞膜は脂質でできているので、良い脂質が必要になります。良質な脂質としてはオメガ3脂肪酸を多く含むオイルを食事に取り入れることができます。

血流や脳の働きをサポートしてくれる栄養素なので、ほんの数滴食事にプラスしてみるのはどうでしょうか。オメガ3脂肪酸はアマニ油、サーモンオイル、クリルオイルなどに含まれていますが、加熱すると劣化しやすいためそのまま使うと効果を発揮することができるでしょう。

本来は体を守るために働いている活性酵素も過剰になると細胞を傷つけます。これを防ぐために、抗酸化力を高める抗酸化栄養素を採ることがおすすめです。抗酸化栄養素は、赤や黄色、緑など色鮮やかな野菜に多く含まれています。カボチャやニンジン、小松菜やブロッコリーを食事にプラスして彩りもきれいに楽しみましょう。

ビタミンB群のひとつである葉酸は血液や細胞を作るときに必要な栄養素で、DNAを修復したり正常に新陳代謝が行なえるようにサポートしたりする働きが期待できるので積極的に取り入れたい栄養素です。レバーに多く含まれていますが、レバーは過剰摂取に気をつけなければいけないビタミンAが豊富に含まれている食材なので与えすぎないように気を配りましょう。

葉酸の量は少ないですが、アスパラガスや春菊、ブロッコリーやチンゲン菜によっても摂ることができます。毎日の食事に野菜を意識してプラスすることによっても量は少なくても栄養価を高めることができるでしょう。

しかし、犬はもともと野菜の消化が苦手で、特に老犬の場合は消化しやすくするために野菜を茹でて柔らかくしたり、茹でた物をミキサーにかけてペースト状にしてあげるなら食べやすく消化しやすくなるでしょう。たくさん作って小分けにして冷凍保存しておくなら、食事の時に簡単に栄養素をプラスしてあげることができますね。

Sweet potatoes. Cooked whole and halved sweet potatoes.

szefei/shutterstock.com

またカボチャやブロッコリー、サツマイモなどを好む犬が多いですが、たくさん食べてくれるから気にいっていると思い多く与えると、脂質や繊維質の過剰になり逆に健康を損なうことにつながりますので注意しましょう。体に良いものでも適量が大切です。偏った栄養は健康を損なうことになりかねませんので気をつけましょう。

適切な運動

Brittany Dog jumping over hurdle in agility competition. Close up image

Skumer/shutterstock.com

老犬になると眠っている時間が多くなり、散歩を嫌がるようになる犬もいます。しかし、運動量が減って筋肉が衰え、脳への刺激、生活のメリハリがなくなると老化は進行してしまいます。散歩をすることで、犬はほかの犬情報(マーキングの臭いを嗅いだりして)を収集したり、外の空気や音で脳が刺激されます。こうした脳の刺激が認知症の予防につながります。

また、足腰が弱くなってきているからといって体調を気遣い散歩を控えてしまうと、筋肉や関節が弱くなりさらに動くことができなくなり、寝たきりになってしまいます。運動のやりすぎは体に負担をかけてしまいますが、毎日の散歩は長生きし健康を保つために必要な運動と言えるでしょう。

愛犬のペースに合わせてゆっくり歩き、距離も愛犬に合わせて短くすることもできます。息があがったり、疲れた様子が見られるなら無理はさせずに休憩をとったり、抱っこしてあげることもできるでしょう。体力の限界まで行なうことがないように気を配ってあげましょう。

体力づくり・加齢に伴って気をつけること

Border collie catch disk

Aneta Jungerova/shutterstock.com

暑い夏や寒い冬は特に気温に気をつけてあげましょう。暑さは体力の消耗につながりますので、夏は日が落ちた夕方や夜に散歩に行くといった工夫をしてあげましょう。また、冬は必要であれば防寒対策をして気温に気を配って散歩しましょう。

硬いアスファルトは犬の足に負担をかけてしまいますので、足に負担のかからない散歩コースを選んであげましょう。階段や坂道は足腰に負担になるだけでなくケガのリスクもありますので、公園などの芝生や海辺の砂の上は散歩しやすいと言えるでしょう。楽しく安全に歩きまわれるところを見つけるようにしましょう。

加齢に伴って視力が落ちてくると散歩に行きたがらなくなる犬も増えてきます。飼い主さんがしっかりリードしてあげて、不安が解消されるなら大丈夫でしょう。その場合は散歩コースは変えずに、リードは短くもって真横を歩き、声をかけながら散歩するなら安心することができるでしょう。

歩くことができなくなっても、外の空気を吸わせてあげることはストレスの解消になったり良い刺激になります。カートなどを使って日光浴させてあげることもできるでしょう。少しでも体を動かして、お散歩の習慣を続けていくことにしましょう。


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