starthome-logo 無料ゲーム
starthome-logo

ターキッシュアンゴラの基礎知識!オススメキャットフードのご紹介


フランスの王妃マリーアントワネットに愛され、トルコでは”国の宝”と言われるような猫がいますが、皆さんはどの猫種だかピンとこられますか?

その猫とは、「ターキッシュアンゴラ」です。日本では頭数が少なく、ペットショップなどでも見かけることはないので、あまり馴染みがないかもしれませんね。

しかし、猫種の中でもかなり古くから存在していた猫種で、ヨーロッパでは歴史を通じて大事に飼育されてきました。

宝と言われるほどの魅力的な外観、猫らしい性格など、「ターキッシュアンゴラ」の基本情報と、おすすめのキャットフードについてこれからご紹介したいと思います。

ターキッシュアンゴラのルーツ

ターキッシュアンゴラ

全ての長毛種の生みの親ともされているターキッシュアンゴラは、中央アジアの山地にすむネコ科最古の歴史を持つヤマネコである「マヌルネコ」を元に、自然繁殖した猫種だと考えられています。

以前はアンゴラと呼ばれていた、現在のトルコのアンカラ地方を原産地とし、1600年代には生息していたという正式な記録が残っていますが、実際はそれよりも数百年前の1400年代くらいから存在していたであろうと言われています。

トルコでは、白く輝く繊細な被毛や、ブルーやグリーンのオッドアイなど、エレガントで気品漂う姿から、昔から現在に至るまで”国の宝”や”アラーに愛された猫”などと呼び、国を代表する猫種として大切にしています。

17世紀に入るとヨーロッパに紹介されるようになり、フランスの貴族であるルイ15 世、ルイ16世、マリーアントワネットなどを虜にしました。

1954年にはアメリカにも渡って、ブリーダー達がこぞって繁殖に力を入れたと言われています。

その後1960年に入ると、人気がペルシャ猫にとって変わられ、ヨーロッパやアメリカでターキッシュアンゴラは絶滅の危機を迎えてしまします。

ターキッシュアンゴラ愛好家が減り、ペルシャの改良のためだけに用いられるようになってしまったので、ターキッシュアンゴラのオリジナルな体型とは異なるずんぐりむっくりした体型の個体が増え、純粋な血統が途絶えそうになってしまったのです。

一方、原産国のトルコでは、純血のターキッシュアンゴラを残すための保護計画が始まり、ホワイトの単色の被毛を持ち、左右の目の色が違うオッドアイのみを純粋な種と認めて、繁殖や譲渡が慎重に行われるようになりました。

その影響を受けてかのヨーロッパやアメリカでも、ターキッシュアンゴラが慎重に扱われるようになりました。

そしてペルシャとの交配によってずんぐりむっくりした体型を、オリジナルのターキッシュアンゴラのようなスリムな体型に戻そうとシャム猫(サイアミーズ)と交配させたりしました。

ですから、今ではトルコで保護されていた純粋なターキッシュアンゴラと、トルコ国外の繁殖で、シャムやペルシャの血が混じったターキッシュアンゴラの2種類が存在しています。

このような少し複雑なルーツがあるので、血統の登録も団体によって認められている種類も異なります。

CFAでは、自然繁殖したトルコの猫であることを尊重しているので、シャム猫やオリエンタルをはじめ、純粋なターキッシュアンゴラ以外の猫を先祖に持つ個体の認めていません。

つまり、他種とのミックスでしか生まれないラベンダーやチョコレートの毛色や、ポインテッド柄の個体は承認されないということです。

FIFe'とWCFでは、ポインテッド柄と、チョコレート・ライラック・シナモン・フォーンという被毛の色の個体の登録はできません。一方、TICAでは、全ての毛色とパターンが承認されています。

ターキッシュアンゴラの身体的特徴

体型の異なる2種類のターキッシュアンゴラが存在していますが、ここでは、原産国であるトルコで大事に保護されて生きた、純粋なターキッシュアンゴラの身体的特徴を調べていきたいと思います。

サイズ

平均体重は、

・オスの場合:3.5〜4.5kg
・メスの場合:2.5〜3.5kg

ですので、オスの方が大きく成長はしますが、種全体として小柄な方と言えます。


ボディスタイルは、手脚も胴も細長いスリムな体型のフォーリンタイプです。骨格も華奢で、胸幅も狭いですし首も細長いので、とても優美なスタイルをしています。脚の長さは、前脚よりも後脚の方が若干長く、腰高になっています。

細身ではありますが、筋肉質で引き締まっているので、しなやかな動きを見せバレリーナのようと評されることもあります。まさに、エレガントという言葉がぴったりなボディで、私たちをうっとりさせてくれます。

フェイス

輪郭は、緩やかなV字型をしています。小さな頭部に、付け根の幅が広く、三角に尖った大きな耳が、頭の高い位置に付いているのでとても目立ちます。

耳の中から長い毛が突き出ていたり、付け根の幅が広炒め両耳の感覚が狭いなど、耳はターキッシュアンゴラらしい特徴となっています。V字型の輪郭、三角耳ときて、マズルも小さくすっきりしているので、全体的にクールな印象を受ける顔の形をしています。

目は、ややつり上がったアーモンド型をしていて、少し斜視気味なので、神秘的なオーラを放っています。瞳のカラーは、トルコで原種とされてきたオッドアイの他に、ブルー、アンバー、グリーン、カッパー、ゴールドなど、バリエーション豊富です。

オッドアイは、病気ではなく、左右の目の虹彩が違う状態です。色の組み合わせ的に多いのは、片方の目はブルーで、もう一方はゴールド・カッパー・グリーンなどだと言われています。

オッドアイになる原因は、遺伝子変異が多いそうですが、事故や猫同士の喧嘩によっておこる後天性のものもあるそうです。ターキッシュアンゴラの場合は、先天性です。

他の被毛の色の猫に比べ、白い被毛の猫がオッドアイになる確率がはるかに高く、ターキッシュアンゴラはオッドアイになりやすい代表格の猫種です。

被毛

ターキッシュアンゴラのふわふわした被毛は、シルクのように繊細で光沢もあります。感触も非常に柔らかく撫でているととても気持ちが良いです。

長毛ではありますが、シングルコートなので、毛が絡みにくく毛玉もできにくいですし、抜け毛も少ないのでお手入れも楽と言われています。見た目もダブルコートの長毛種猫と比べても、しなやかな毛並みですよね。

お手入れは、できれば一日一回は軽いブラッシングをすることが理想的かもしれませんか、週に一回以上ブラッシングとコーミングをするだけでも大丈夫と言われています。

トルコでは、ホワイトの単色が正統とされていますが、実際は、色や柄のバリエーションはとても豊かで、どの子もそれぞれの美しさがあります。

色だと、ブラック・レッド・クリーム・ブルー・トーティー(不規則に2色の色が混じり合ったような毛色)などがありますし、柄も、単色・タビー(縞模様)・バイカラー(2色)がなどがあります。

オリジナルにこだわらずに、色彩豊かで個性的なターキッシュアンゴラに出会って、ビビッと来たなら自宅に迎えてもいいかもしれません。

注意点

被毛がホワイトで、目がブルーのターキッシュアンゴラは、聴覚障害が出やすいと言われており、難聴を持っているケースがあります。

オッドアイの場合は、ブルーの目の方だけが聞こえなかったりする場合もあるので、ブルーの瞳やオッドアイの個体の購入や引き取りを考えている場合は、事前にブリーダーさんや元の飼い主さんにしっかりと確認しましょう。

難聴の場合は、外には出さずに、完全なる室内飼育にしてあげてください。片耳が聞こえるとしても、安全面を考えるなら外に出さない方が良いでしょう。

他の点として、白い猫やオッドアイは、短命と言われることが多いですが、それは野生では目立つことや、聴覚障害を持っていると不利になると言う環境からで、室内飼育され、ペットとして暮らしている場合には当てはまりません。

事実、ターキッシュアンゴラの寿命は12年〜18年と、一般的な猫の平均寿命と同じですので、過度に心配することはないでしょう。







    Loading...
    アクセスランキング
    game_banner
    Starthome

    StartHomeカテゴリー

    Copyright 2024
    ©KINGSOFT JAPAN INC. ALL RIGHTS RESERVED.