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ずっと一緒にいたかった。一匹の犬の気持ちを代弁した投稿が多くの人の心を動かした。


手放したくなんかなかったけど...

愛犬達のために下した決断

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トールとサラ・リーは愛する飼い主さんとのお別れに心を痛めていました。しかし心を痛めていたのは飼い主さんも同じだったのです。
出典:https://barkpost.com/good/dog-writes-facebook-post/

白いボクサーミックスがトール。そして茶系ブリンドルの方がダッチ・シェパードのサラ・リーです。

世の中には自分勝手な理由でペットを捨ててしまう飼い主がたくさんいます。
しかしペットを手放す全ての飼い主が無責任とは言い難いところもあるのです。
どんなにペットを愛していても、予期せぬ経済事情で手放さざるをえなかった、病気やケガでお世話ができなくなった、そして飼い主の突然の死もやむを得ぬ事情と言えます。

トールとサラ・リーの飼い主にとって、シェルターに2匹の未来を託すことが責任ある飼い主としてできる最後の手段だったのかもしれません。

そんな中、トールの気持ちを代弁して投稿されたSNS記事が多くの人の心を打ったようです。

パパの涙、僕は知ってるよ

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「今日僕は家族を失ってとても悲しくて不安なんだ。ここは色んなにおいや雑音や知らない人でいっぱいだよ。怖いけどいい子にするように教えられてるからみんなにキスで挨拶したけど、本当はパパが戻ってくるのを待ってるんだ。ここを出て行くパパの目は涙でいっぱいだったよ。パパが僕らを手放したくなくて、家族や友達に助けを求める電話をしてるのを聞いたよ...」
出典:https://barkpost.com/good/dog-writes-facebook-post/

トールの心境を綴った投稿は更に続きますが、最初の数行を読んだだけでも、トールとサラ・リーの飼い主さんが最後まで必死に解決策を模索していたことが十分にわかります。

あまりの辛さに涙をこらえきれなかった飼い主さん。
2匹はこれまでとても愛され大切にされてきたことでしょう。

しかしこの悲しい投稿がきっかけで、ある素敵なプロジェクトが立ち上がろうとしていたのです。

決断は間違いでは無かったはず

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2匹が再び飼い主さんと暮らせるようにするための募金活動がGoFundMeというサイトで始まりました。と同時にシェルター側は2匹と飼い主さんが再会できるまでの預かり家族の募集も始めました。
「トールとサラ・リーの新しい出会いのために写真をもっと投稿するわね...今は2匹のためにできることを飼い主さんと話し合ってるけど、彼らのママが言うように神のみぞ知るところよ。みんなの協力と愛に感謝してるわ。クリスティより」
出典:https://barkpost.com/good/dog-writes-facebook-post/

シェルター職員のクリスティさんは、当初2匹を元の飼い主に再会させるために努力されていたようですが、どうにも折り合いがつかず、結果的には新しい飼い主を正式に募集するという決断を下されたようです。

2匹のその後がとても気になりシェルターのSNSページを調べてみると、サラ・リーは1年ほど前に新しい飼い主さんのもとへ旅立ったという発表がされていました。
しかしながら、トールがもらわれて行ったという発表をみつけることができませんでした。

よくあることですが、もしかするとトールを気に入った預かりさんがそのまま飼うことになったのかもしれません。

残念ながら仲良しの2匹は別々の道を歩むことになったようですが、飼い主さんの決断は間違いでは無かったようですね。
この世界のどこかで2匹が今幸せに暮らしていることをただただ祈るばかりです。

そしてペットを飼うと決断した時、必ず後見人を探しておきましょう。
そうすることであなたの身に不測の事態が起こった時、愛するペットが行き場を無くすこと防げるのですから。

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