生死が分かれても決して切れることのないヤギの絆

仲間思いのヤギ

仲間から離れようとしないヤギ

www.rspca.org.uk

自分の仲間がもう死んでいるにもかかわらず,そのヤギは仲間のヤギに寄り添い,彼を見守っていたのです。その様子は近くを通りがかった通行人によって”RSPCA”という動物保護団体に伝えられました。
出典:https://www.thedodo.com/abandoned-goat-refused-to-leave-dead-friend-rspca

立ち尽くす生き延びたヤギ・・・そしてその足元には横たわる仲間のヤギの姿があります。

これだけ側にいれば,仲間の体温から彼の存在がもうこの世にないことにこのヤギは気が付いていたことでしょう。

放置されたヤギたち

仲間から離れようとしないヤギ

www.rspca.org.uk

RSPCAに連絡した男性によると,彼はその日の朝,2匹のヤギを見つけたそうです。しかし,彼の同僚はその4日前には彼らの存在に気が付いていたそうです。その状況を見たRSPCAスタッフは,このヤギたちはもう不要になったため,捨てられたのではないかと考えたようです。スタッフは,生きているヤギをそこから助け出そうとしましたが,それは容易いことではありませんでした。このヤギは,明らかに仲間のヤギの死を悲しみ,そこから彼を引き離すことは極めて困難な作業。4人のスタッフが現場に向かい,力を合わせてようやく安全にそのヤギを保護することができたのです。
出典:https://www.thedodo.com/abandoned-goat-refused-to-leave-dead-friend-rspca

もうこの世を去った仲間・・・そしてその現実を受け入れられないもう1匹のヤギ・・・。

このヤギは,「こいつはもうすぐ目を覚ますはず・・・早く起きろよ~」と決して伝わらない思いを心の中で繰り返していたのかもしれません。

少なくとも4日間はここに放置されていた2匹,それほどやせ細った様子ではないので誰かに飼われていたのなら突然,食べるものも飲むものもない環境に置き去りにされたことになります。

そして支え合ってきた仲間の突然の死・・・彼の人生はこの場から進むことができなくなったようです。

困難な救出作業

仲間から離れようとしないヤギ

www.rspca.org.uk

「ヤギは非常に強く,その角は時には重傷を与えることがあります。だから,我々は常に彼らを搬送する際は細心の注意を払っているのです。特に,このヤギのように極度にストレスを感じているヤギは要注意です。2人のスタッフがこのヤギの角を抱え,残りの2人がそれぞれロープを握り,このヤギの首に巻きつけました。この行為は,このヤギにとって非常に苦痛だったと思います。特に,彼の仲間を置いていくことになるのですから・・・彼は,しきりに私たちに頭突きを繰り返していましたが,なんとかスタッフみんな無事に生き残っています。まさに彼のようにね。」とスタッフは語ってくれました。
出典:https://www.thedodo.com/abandoned-goat-refused-to-leave-dead-friend-rspca

穏やかそうに見えるヤギは意外にも危険な存在でもあるようです。

確かにこのヤギの頭には強そうな凛々しい角がついていますね。スタッフも命懸けでこのヤギの命を救うことになるようです。

困難な保護作業に疲れを見せるスタッフもいれば,ようやく終わった重い任務に安堵の笑みを見せるスタッフもいます。

様々な思いを抱えているとは思いますが,このヤギの幸せを願う思いは同じだと思います。

苦戦の末,スタッフたちはそのヤギを安全に保護することができました。健康状態が良さそうだったので,病気やけがは無さそうでした。その後,このヤギは安全に穏やかに過ごしていることから,どこに行ってもこのヤギはたくさんの仲間に恵まれ,仲間を失った心の傷を癒してもらえるだろうと,スタッフたちは確信したそうです。
「彼らの間に存在する絆を見た時,本当に感動しました。そして,同時に誰がそんな2匹をそこに放置したのかと思うと非常に遺憾に思いました。今のところとりあえず,このヤギは他の仲間たちと一緒に幸せな人生を歩んでいるようですよ。」とスタッフは語ってくれました。
出典:https://www.thedodo.com/abandoned-goat-refused-to-leave-dead-friend-rspca

私たち人間でもお互いを思いやる絆の存在を感じたら,温かい気持ちになりますが,それと同じような絆が動物の間にも存在していることが分かれば,動物の中にも確かに感情が宿っていることを否定できませんよね。

このヤギの取った行動がまさにそのことを私たちに伝えてくれたようです。

誰でも家族だと思っていた人に突然捨てられたら,悲しみを覚えます。そして,常に大切な人の側に居たいものです。しかし,その大切な人を目の前で失ったら,現実を否定し,悲しみのどん底に落ち,そこから足を踏み出すことが困難になってしまいます。

私たちと同じような心を持ったヤギは,この数日の間にその悲劇を経験しました。

しかし,彼を救ったスタッフの手で新たな人生を踏み出したようです。大切な仲間は失ってしまったけど,彼には新しい仲間たちができたようです。

動物たちの中に確かに存在する気持ち・・・大切にしてあげたいですよね。

情報提供元:mofmo
記事名:「 死んだ仲間の側を離れようとしない仲間思いのヤギ