これが最初で最後かもしれない

その犬生に心を揺さぶられた

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操縦席の隣にアシュリンを乗せたポールさんは、これが最後のフライトになるかもしれないと胸が熱くなりました。1か月に15~30頭の犬達を無償で運んでいる彼でしたが、とりわけアシュリンの置かれた状況には心を揺さぶられたのです。
出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/pilot-flies-senior-dog-foster

こちらが機内でのポールさんとアシュリンの様子です。 人間は一生のうちに旅行などで一度くらいは飛行機に乗る機会があるかもしれませんが、犬が貨物としてでは無く、乗客として飛行機に乗ることはとても珍しいことではないでしょうか。 そしてこれは短いだろうと宣告された余生を過ごすためのフライト。 ポールさんがアシュリンに特別な思いを抱くのも頷けます。

この一瞬に喜びを感じずにいられない

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2時間のフライトが始まった直後のアシュリンは遠慮がちでした。しかしオヤツのビスケットが少しづつ距離を縮めてくれました。
「まずは両手を膝にに乗せて来たんだ。それからアゴも乗せてくれたよ。これこそがこの活動をやってて良かったって思える瞬間だよ」とポールさん。
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もちろんアシュリンにとっては飛行機は生まれて初めて体験する未知の乗り物ですから多少の緊張感はあったかもしれません。 しかし2時間も一緒に同じ空間にいるわけですから、距離が縮まった方が良いに越したことはありませんよね。 そしてご覧ください、このアシュリンのリラックスぶりを。 自分に身をゆだねてくれたことにポールさんは心からやりがいを感じていたのでしょう。

趣味の域を超えたフライト

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ポールさんは2013年に趣味で飛行機の操縦を始めましたが、同時期に犬の里親になったことをきっかけにボランティアを始めることになりました。
「ペットショップとシェルターに行ってその違いを目の当たりにしたんだ。シェルターには助けが必要な動物がたくさんいる。それに気付いた時、趣味を有意義なものにしようと決めたんだ」とポールさん。
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広いアメリカでは飛行機の操縦を趣味にしている方がたくさんいます。 彼らの多くは自家用機を所有し、広い自宅のガレージに飛行機を格納している方もいるほどです。 しかし現実を知る事でただ飛ぶことから命を乗せて飛ぶことを選んだポールさん。 活動費の一部は募金で賄われているようですが、フライトには燃料費もかかるため、決してローコストのボランティアとは言えません。 それでも動物達のために無償で活動する彼の優しさには心を打たれます。 そしてポールさんがいなければ、このご縁もボツになっていたかもしれませんね。

誰もが懸念した命だった

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皮膚に悪性の肉腫があり体重も減少の一途だっため、誰もがアシュリンを看取りとして送り出したつもりでした。
「空港に迎えに行った時、彼女の状態に肩を落としたわ。健康なら30kgほどの体重が18kgしか無くて、来ていたセーターを脱がせるとあばらが浮き出ていたの」アシュリンを引き取ったトレイシーさんはそう振り返ります。
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こちらがトレイシーさんのお宅に到着して間もない頃のアシュリンの様子です。 Tシャツを着ているためあばらの状態はわかりませんが、腰骨のあたりがゴツゴツしているのは明らかです。 体が細いために逆にお顔の大きさが目立ってしまっていますね。 そして肌もところどころ脱毛があり、その部分がなんだか赤みを帯びているように見えます。 標準体重の半分くらいしかなかったということは、体重を増やすためのなんらかの対策が必要ですね。

少しづつ体重も増加

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トレイシーさんはアシュリンの体重を増やす為に1日3度のゴハンと肌の状態を助けるサプリを与え始めました。するとすこしづつ体重が増え始めました。
「よく食べてくれるし、私にもすごくなついてくれてるの」とトレイシーさん。
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やさしいママにキスをするアシュリン。 きっとママが自分の体を良くするために一生懸命がんばってくれていることをわかっているのでしょうね。 そんなアシュリン、ママの他にも大好きな存在がいるようです。

親友もできた

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アシュリンは先住犬のエンジェルとザンダーとも仲良くなりました。
「ザンダーはアシュリンを良く舐めてるわ。自分は誰だって治せるって思ってるみたい」とトレイシーさん。
出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/pilot-flies-senior-dog-foster

エンジェルと身を寄せて仲良くお昼寝中のアシュリン。 その姿はまるで昔からお互いを知っていたかのようです。 トレイシーさんのお宅には他にももう1匹先住犬がいるのだそうですが、新しい家に来てお友達もできてとても幸せそうですね。

もう看取りなんて言わせない

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1月に看取りとしてやって来たアシュリンは、4月になった今、誰ももう看取りとは思わなくなりました。
出典:https://www.thedodo.com/close-to-home/pilot-flies-senior-dog-foster

お肌の状態もずいぶん良くなり、お肉も少しつき始めたアシュリン。 ピンクのかわいいTシャツを着せてもらってご機嫌ですね。 もう長くないだろうと言われた犬がここまで持ち直せたのは、愛情いっぱいの環境で暮らし始めたことが大いに影響していると言えるかもしれません。

仲間と人の愛がアシュリンに時間をくれた

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こちらがトレイシー家のワンコオールスターズです。 その輪の中にはもちろんアシュリンの姿があります。

あの日、短い余生を過ごすために乗り込んだ飛行機。 生まれて初めて目にした眼下に広がる風景。 そして一緒に空を飛んだ仲間。

やがて辿り着いた場所にはやさしいママと3匹の仲間がいました。

これら全てがアシュリンの命を延長してくれた大切な要因であったのかもしれません。 どうか1日でも長く、アシュリンが充実した犬生を送ることができますように。

情報提供元:mofmo
記事名:「 余命が短いと言われた犬と空の旅へ。フライト経験後に起こったある奇跡に感動する。