ミニチュアピンシャーの特徴

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ドーベルマンを小型化したかのようなミニチュアピンシャーですが実は全く異なる犬種です。
ミニチュアピンシャーの外見的特徴、寿命や体型について紹介します。
ミニチュアピンシャーの外見的特徴

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小柄なミニチュアピンシャーは、筋肉質でスリムな体を滑らかな短毛が覆っていて、小さな体の割には長い足をしています。
運動神経がよく、体力は大型犬並みです。
前足を高く上げる歩き方が特徴で、ハクニー種という馬の歩き方に似ていることから「ハクニーゲイト」と呼ばれています。
確かに伏せをするときも前足を折りたたんで座るので少し馬に似ています。
その姿は鹿にも似ていることからドイツでは「レイピンシャー(ドイツ語でレイは鹿を意味する)」と呼ばれています。
耳はピンと立っているタイプと垂れているタイプがいます。
もともとドイツ生まれのミニチュアピンシャーですが、アメリカに渡ると大人気で、独自の改良によってさらにスマートになりました。
そのためドイツ系のミニチュアピンシャーは骨太で耳がピンと立っているのに対し、アメリカ系のミニチュアピンシャーは軟骨が細くて耳が立ちにくいため垂れ耳になったようです。
ミニチュアピンシャーの寿命・体型

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ミニチュアピンシャーの寿命は12歳から14歳くらいで、丈夫で病気になりにくい犬種です。
小型犬の平均寿命が14歳前後だと言われているので、ほぼ同じくらいだということがわかります。
小型犬ですが、贅肉が少なく筋肉質で引き締まった体格をしています。
平均体高は30cmで平均体重は5kgになります。
断耳について

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ミニチュアピンシャーは個体によって耳がピンと立った子と垂れ耳の子に分かれることがあります。
それでわざと耳を立てるために断耳を行って耳を矯正する場合があります。
もともとは猟犬や牧羊犬が、狩りの獲物や羊の敵である狼などに耳を噛まれて深手を負わないように長い垂れ耳を矯正していたようです。
闘犬に使われている犬なども同じ理由で断耳が行われていました。
現在ペットとして飼われている犬の場合は、容姿を守るために断耳を行うことがあります。
アメリカでは普通に行われている断耳ですが、ドイツをはじめヨーロッパの各国では法律で禁止されているようです。
ブリーダーや飼い主の考え方にもよりますが、ドッグショーに出場するなどの理由がなければ、わざわざ犬に痛い思いをさせる必要はないかもしれませんね。
情報提供元:mofmo
記事名:「ミニチュアピンシャーの性格、特徴、飼い方【完全版】」