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犬が耳掃除を嫌がる!工夫できる耳掃除のやり方とは?


犬の耳掃除の前に耳の構造を知っておこう!

Close-up Head of peeking Siberian Husky Dog with blue eyes on Isolated Black Background, Front view

Seregraff/shutterstock.com

犬の耳と人間の耳とは構造が違います。大きく違うのは外耳道でL字に曲がっているのが特徴です。

そのため、L字の突き当りに鼓膜があるため、奥の方までは見えません。耳の中の毛は、ごみや虫の侵入を防ぐために生えています。

耳の中が汚れやすい犬種

Shih Tzu

Angel Sallade/shutterstock.com

シーズー、コッカー・スパニエル、マルチーズ、ダックスフンド、ゴールデンレトリバー、プードルなど。
垂れ耳の犬種、加えて小型犬の場合は散歩の時など地面に近い分だけ耳の中も汚れやすいようです。

垂れ耳の犬は耳の穴が塞がれているため、蒸しやすくなっています。そのため、耳の中の湿度が高くなり、細菌や真菌が繁殖しやすい状態になりやすいです。

特に、シャンプーの時などに水が入った時、水分が残らないようにしっかり乾かすことにより、耳の中を日頃から清潔に保つことができるでしょう。

犬の耳掃除のやり方のコツ

準備するもの

・耳掃除用ローション、コットン
湿らせたティッシュペーパーでもいいと思いますが、専用ローションであれば、より効果的に耳垢除去することができるだけでなく、菌が繁殖しにくい状態に保つというメリットがあります。

耳掃除用ローションはペットショップなどで購入する事が出来ます。
商品により使用方法が違いますので、ご自身のやりやすい耳掃除の方法に合わせて購入してください。

耳掃除用のローションには、液体タイプとジェルタイプ、シートタイプがあります。
液体タイプでも点耳に使用出来る物と出来ない物とがあります。

動物病院専用で売られている商品もありますので、耳垢が気になる場合には病院へ受診をおすすめします。
洗浄力が強い商品が大半ですので、獣医師の指示を守って使用してください。

一番有名な商品は「オーツイヤークリーナー」です。
動物病院でも使用されている商品です。

実際に犬の耳掃除をしてみよう!

①犬の耳に専用のローションを垂らします。
擦らないで、汚れを浮かせて取ることができるので、耳掃除が嫌いなワンちゃんにはオススメです。
洗浄液は入れすぎると良くないので、表記されている使用量は必ず守ってください。

点耳薬として使用できない商品の場合は、耳に洗浄液を入れるのは危険です。
商品の使用方法をよく読んで使用してください。

耳に液体を入れるのが怖い場合には、ローションをつけたコットンで耳の表面を拭ってあげるだけで大分変わります。

②ローションが耳垢に浸透するように耳の上から軽くマッサージします。
L字の角の部分、つまりは耳の根元部分を親指と人差し指を使って洗浄液をなじませるようにマッサージします。
ローションが耳垢を絡めて排出されますので、耳垢がふやけるように1、2分ほどマッサージすると効果的です。

犬が嫌がった場合には無理をせずに次のステップに移ってください。
ストレスになると次回からさせてくれなくなります。

③手を放す。
きっと、犬はブルブルっと頭を振るでしょう。ちょっと休憩。

④コットンで汚れを拭き取る。

③で犬が頭を振った時に汚れが外に出てきて拭き取りやすくなっているはずです。
この時、ゴシゴシこするのではなく、軽くおさえるように拭き取るのがポイントです。

指に湿らせたコットンやティッシュペーパーを巻きつけて、拭うのが効率的です。
嫌がるワンちゃんはこの段階が一番大変なので、パッパッとスピーディーにやってあげましょう。ここまでできたら、ご褒美をあげてもいいかもしれませんね。

水分が残らないように拭き取ってください。

⑤同じやり方で反対側もする。

犬の耳掃除のやり方の注意点

closeup obedience dog. isolated on white background

Ermolaev Alexander/shutterstock.com

耳掃除を行う前に軽く耳の毛を抜き取る事をおすすめします。
耳の毛の量が多いままでは通気性が悪いので、耳の中で雑菌が繁殖しやすくなります。

抜きすぎはゴミや虫の侵入を防ぐことができませんので、適度に抜いてください。
耳の毛がベタついていて抜きづらい場合には、イヤーパウダーを使うことで滑らず抜くことが出来ます。

イヤーパウダーが耳の中に残ると病気の原因にもなりますので、使用後はしっかりと除去してください。
耳の中に怪我がある場合は使用できません。

使用して耳が赤くなったりした場合には、ローションがあっていない可能性がありますので使用を中止して獣医師の診断を受けてください。

耳に入れるものは必ず液体にしてください。ゲル状のものや粉末だと耳に残ってしまい、そこから雑菌が繁殖し、ますます耳の中が汚れることになるからです。

また量が多すぎる場合でも、水分が残ることにより雑菌が繁殖します。

耳にローションを垂らすときには、容器の先端が耳に触れないように注意します。
耳に触れてしまうと、容器が汚染されて洗浄効果が弱まったりします。

多頭飼育で共通の耳掃除用ローションを使用する場合に、病気を媒介してしまう場合もあります。

耳掃除のやりすぎもよくありません。なぜなら、犬の耳はとってもデリケート。傷がつきやすくなり、外耳炎などを起こしやすくなります。
また、綿棒を使うことで耳垢が奥に押し込まれていくことがありますので、綿棒は使わないようにしましょう。

耳垢が酷くなければ、2週間に1回程度の頻度で行ってください。

ご褒美をあげる場合には、耳掃除を嫌がる前に与えてください。耳掃除を嫌がってから与えると耳掃除のご褒美にはなりません。

耳掃除を行う前の段階で嫌がってしまう場合には、耳を触るプロセスにご褒美をあげるのも効果的です。
耳を嫌がらずに触らせてもらえるようになったら次のプロセスに移ってください。
焦りは禁物です。

時間をかけてゆっくりと行い、飼い主にも犬にも負担のない耳掃除にしてください。

犬の耳掃除のまとめ

押さえつけると余計に嫌がって耳掃除をさせてくれないワンちゃんもいますから、よい道具を使って、スピーディーに行う!これがポイントですね。

また、定期的に行うことで、犬が耳掃除に慣れるように工夫してみたり、ご褒美をやることも一つの手でしょう。
耳掃除は垂れ耳か立耳かに関わりなく、定期的に耳掃除を行い、またスキンシップを図る手段にもなるといいですね。

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