「猫の老化」7歳以降の老化の症状9つ
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今まで病気一つしない健康な猫でも、7歳の節目には必ず健康診断を行うようにしてあげましょう。
完全室内飼いで安心な環境でも、やはり7歳は一つの節目です。そこから毎年定期的に、健康診断を続けると良いですね。
11歳になると高齢期と言われています。
そこからは、見た目にも少しずつ変化が出てくるかもしれません。
猫の老化の症状として特徴的なものは
- 毛繕いが減って、毛の艶や量が減る
- 口や舌にシミが出てくる
- 黒い毛の猫などは白髪が出る
- あまり動かなくなる
- 筋肉が衰えてお腹が垂れる
- 歯が弱くなる
- 爪があまり伸びなくなる
- 寒さに弱くなる
- 痩せる
これらが挙げられます。
じーっと観察していると、普段は身軽に上り下りしていた段差につまずいたりするようになるので、段差を少なくするなどの工夫をしてあげてくださいね。
「猫の老化」7歳以降の老化の症状をケアしてあげよう
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沢山触る
沢山触ることで、腫瘍などに早く気がついてあげられるだけでなく、血行が良くなっていきます。毎日マッサージやコーミングをして清潔に保ってあげてくださいね。
痩せてきて体温調整が難しくなり、寒がっているようであれば、暖かい毛布や湯たんぽなどを寝床に入れてあげるようにしましょう。
食べやすい食事に変えていく
丸飲みする動物といえど、食べやすい食事に切り替えてあげるようにしましょう。
食べにくそうにしていたり、よくこぼすようになったら、口内炎や歯周病かもしれません。口内のケアもしてあげましょう。
猫は、ほどよく暖かい物の方が良い匂いがして食べてくれます。
少量ずつ分けて与えるなど、工夫してあげてくださいね。
体調の変化に気付いてあげる
やはり病気にもなりやすくなります。
ちょっとした変化にもすぐに気がついて対処してあげられるように日々観察を怠らないようにしましょう。
トイレの様子、目の色、口臭などは毎日チェックです。
高齢になると夜鳴きをしたり、粗相をしてしまうなどの痴呆の症状がでる場合もありますが、最期まで飼い主さんが傍にいてあげてくださいね。
「猫の老化」7歳以降の定期検診
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あまり病院に連れて行きたくない、そのストレスが心配という飼い主さんは多いと思います。
7歳以降、連れ出さなくてもしっかり健康診断をしてくれる訪問診察の病院、先生を調べておくと良いですね。
また、普段からオシッコを摂って検査に出せるように、トイレを見直してみたりすることも大切です。
いずれは、必ず訪れることです。覚悟していても心が痛むと思います。
けれど、全ての時間、全ての姿が飼い主さんの愛した猫であることには変わりありません。
最期まで、しっかり見届けてあげてくださいね。