スタッフの強い思いで取り戻した美しい姿
タールまみれのイヌ
/imeditor_storage/1/article/20170612140429-4px8e.jpg)
こんな姿のイヌがいるとぞっとして腰が引けそうです。アルゼンチンの都市ラヌースで２人の男の子がタールまみれになっているイヌを発見しました。出典:http://www.boredpanda.com/two-boys-save-dog-covered-tar-petro-argentina/
ほっておくと命が危ないと思った２人は，”Zoonosis Lanus shelter”という地元の動物保護施設にこのイヌを連れて行ってあげたのです。
真っ黒の液体で体を覆われ，命の危険にもさらされているイヌ・・・
一刻の猶予も許さないと考えた男の子達の勇気ある行動力。
可哀想なイヌを救ってあげようとすぐに行動に移した彼らの人柄に尊敬します。
タール除去作業
/imeditor_storage/1/article/20170612140458-fqrom.jpg)
この時このイヌはほとんど動くことができなくなっていました。この保護施設ではボランティアスタッフが５時間もかけてすべてのタールを洗い流したのです。出典:http://www.boredpanda.com/two-boys-save-dog-covered-tar-petro-argentina/
タールは，木材や石炭から作られた黒いねばねばした液体で，
タバコに含まれるニコチンと同様に有害物質だそうです。
こんなものがイヌの毛皮に付いたらなかなか取り除くことができないのも想像できます。
ただ，５時間もあきらめずに除去作業に専念したスタッフたちの思いと行動は素晴らしいですよね。
なかなか落ちないタール
/imeditor_storage/1/article/20170612140523-7emv6.jpg)
５時間の洗い落とし作業に疲労を見せるのはスタッフだけではなさそうですね。スタッフは，インターネットで指導書を見て，施設にあるありとあらゆる道具や薬品を使ってみましたが，タールを綺麗に洗い落とすことは出来ませんでした。出典:http://www.boredpanda.com/two-boys-save-dog-covered-tar-petro-argentina/
イヌも疲れて目を閉じてしまっています。
それでも，スタッフたちは諦めて手を止める様子はなさそうです。
徐々に本当の姿が・・・
/imeditor_storage/1/article/20170612140551-64q52.jpg)
ねばねばタールにぬるぬる油・・・なんだか想像以上に大変な作業ですよね。次に油を使ってみると徐々に効果が出てきたのです。結局，この作業に油５リットルが使用されたのです。出典:http://www.boredpanda.com/two-boys-save-dog-covered-tar-petro-argentina/
それでもこのイヌの命を大切に思うからこそ，こんな素敵な笑顔を見せることができるのですね。
君の名は？
/imeditor_storage/1/article/20170612140622-1s4q5.gif)
そのままの名前が付いちゃいましたね。こうして付けられたイヌの名前は，”ペトロ（Petro）”。これはスペイン語で石油という意味があります。出典:http://www.boredpanda.com/two-boys-save-dog-covered-tar-petro-argentina/
石油って言う意味を知らなければ，とっても可愛い名前ですよね。
しかしこの経験があってこそのイヌ，思い出深い名前を付けられ，それをばねに人生の再スタートが切れるといいですね。
今後の生活はどうなる…？
