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米国公認会計士試験に挑戦したい!英語はどのくらいのレベルが必要なの?


最近、米国公認会計士の資格の広告を電車や新聞でよく見ようになりました。


日本でも広告を目にする機会が増えてきており、資格の知名度が上がっています。米国公認会計士の資格は、英語が出来てキャリアアップを目指したい方たちには気になる資格だと思います。


この記事では、働きながら10年もかけてこの資格を取得した、ダメ受験生だった私が予備校が絶対教えられない米国公認会計士という資格の裏話をお伝えいたします。そして、この資格について実際に英語力はどれくらい必要とされているのか、この試験が日本人受験者の英語学習にどれだけ役に立つかという側面を中心にご紹介していきたいと思います。


 


日本人受験生が米国公認会計士の試験を受けるには、どれくらいの語学力が必要なのか



予備校のサイトをチェックしてみると、「英語も会計も初心者で大丈夫です。」「学校の教科書は日本語ですから安心してください。」との宣伝広告が目に飛び込んできたりします。しかし実はこれ、間に受けると大変痛い目に合います。


この試験は予備校が助けてくれるものの、ほとんどの手続きを英語で行わなければならず、試験制度などがコロコロ変わるアメリカの試験らしく、さまざまなところで自力でアメリカの試験事務所にコンタクトを取らなければいけない場面が発生します。


この試験の受験予備校に払う額、試験料、諸手続きの煩雑さ、継続教育の必要性などを考えると、資格の旨みばかりに目を奪われて、授業料を予備校に払い込んでしまう前に熟考しておきたいポイントがいくつかあります。


この試験は、4つのパートから構成されています。財務会計、税務、ビジネス論、会計監査です。この試験の難しいところは4科目それぞれを制限期間内に合格しなければいけないんです。それぞれの特徴をご紹介します。


ハイレベルな英語力が求められる「企業経営環境・経営概念」と「監査および諸手続き」


最も英語力を問われるのは「企業経営環境・経営概念」と、「監査および諸手続き」の二科目です。「企業経営環境・経営概念」では英語でのライティングがあり、何が出題されるのか傾向をつかむことが難しく、いまやこのライティングが日本人合格を阻む最大の難関となっているのではないかと思われます。米国公認会計士の試験はほとんどが4択問題で構成されているのですが、このうち「監査および諸手続き」では、正解に似たような2つの選択肢が用意されていることが多いのです。ですから微妙なニュアンスから正解を確実に導き出すには、相当の勉強量と、英語力が必要になってきます。


英語よりも数字を使う「財務会計」


「財務会計」が数字を多く使うため、日本人がやや合格しやすいとはいうものの、4時間の試験で問題は全て英語なのですから、相当の集中力と英語力が必要とされるのはいうまでもありません。財務会計は英語力が比較的低く、数字が得意な日本人がもっとも点数が稼ぎやすい分野です。


ニッチな問題が出題される傾向のある「諸法規」


ビジネス法と税法の二部から構成されている「諸法規」。そこまで数字、数字しておらず、ビジネス法は常識から回答が出しやすいため、私にとってとりかかりやすい科目でした。しかし70%以降点数が伸び悩み、3回不合格になった苦い思い出のある科目でもあります。最後の最後になり、AICPA (The American Institute of CPAs) がリリースしているモデル問題を解き、出題の傾向に偏りがあることに気づきました。その時々の出題の傾向をしっかり把握して、出そうなところは徹底的にマークしておくことが合格の鍵となる科目です。


TOEIC800点、英検準1級が目安


これらを全て考慮した上で、私が思う合格に必要な英語のスタートラインはTOEIC800点。TOEFLではiBT 80~89/CBT213~230/PBT550。英検では準1級です。予備校にお金を払ってしまった後に、このような事実に気づき、慌てて英語力をあげようとしても後の祭りです。英語力なんて、一夜漬けで何とかなるものではありません。受験を決める前に、英語は上記のレベルに近いところまでもってきた上で、自分の好きなカテゴリーで良いので、洋書を数冊読破しておいて下さいね。


公認会計士合格の鍵は読解力


会計監査の試験は長文読解力が物を言います。あと1点で届かなかったという不合格者がたくさん出るのがこの試験の特徴です。数点の差は、日本人受験生にとって語学力の差であることも多く、微妙なニュアンスや、試験中にわからない単語などが出てきてしまうのは大変不利になります。あと1点で不合格は大変悔しいものです。ましてこの試験は全科目合格に時間制限があるのですから、そのような形で1科目を落としてしまうことが命取りとなってしまいます。


確固たる英語力を身につけてからの挑戦しよう



この試験は予備校が助けてくれるものの、試験制度などがコロコロ変わるアメリカの試験らしく、さまざまなところで自力でアメリカの試験事務所にコンタクトを取らなければいけない場面が発生します。また、合格後の継続教育も英語で行っていかなければいけません。一部試験では高度な英語力が求められる部分もあり、受験準備としてTOEIC800点、英検準一級をスタートの目安とし、その上で洋書を数冊読破して、長文読解のスタミナをつけておいてください。


超難関!合格者が語る米国公認会計士試験の効果的な学習方法の記事も参考にして、ぜひ合格してくださいね!


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