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亡き母へ送った息子の手紙を、鉄拳がパラパラ漫画化!動画「母のサポーター」に感涙


以前クレイジーでお笑い芸人、鉄拳さんの感動パラパラ漫画「お父さんは愛の人」を紹介しました。


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前回の「お父さんは愛の人」は、亡き父への想いを娘が綴った手紙をパラパラ漫画にしたものでしたが、今回は亡き母へ息子が送った手紙。


まずは、パラパラ漫画の元となった手紙をお読みください。



息子から、今は亡き母への手紙「母のサポーター」


依田 太 様 54歳


父が2000年に倒れてから、少しずつ身体が不自由になる中、母は自分よりも大きな父を一人で背負って、階段の上り下りを一人で担当していました。私が、帰省した際に母に「僕がやるよ」と言っても、母は笑いながら「大丈夫、大丈夫。あんたがぎっくり腰にでもなったら大変だからね」と言って、大きな父を器用に背負って、階段の上り下りをしていました。

そんな母が、父をデイサービスに送り出し、その後、慌てて自転車で買い物に行く時に、信号無視の左折するダンプカーに巻き込まれて、帰らぬ人となりました。

当日の朝、いつものように母に電話して父の様子を尋ねました。母は、「何も変わりがないよ」とのことでした。僕は、母に「父を背負っての階段の上り下りで身体が痛いところはないの。無理しないようにね」と話しました。母は、いつものように明るい声で、「大丈夫、大丈夫。肩なんか昔から一度も凝ったことがないから大丈夫」と笑っていました。母と話をしたのは、それが最後でした。その3時間後、私が病院にたどり着く前に、母は天国に旅立ってしまいました。

その後、父に母が亡くなったことを伝えたこと、周りの人たちの嘆きや悲しみは忘れることが出来ません。

葬儀が終わり、母の使っていた箪笥(たんす)の引き出しの一つを開けると、そこには入りきれない様々なサポーターがあふれるようにしまってありました。

その引き出しを持ったまま、私は涙が止まりませんでした。母の辛かったであろうことや、出来損ないの息子としてのふがいなさが身に染みて、引き出しをしまうことも出来ませんでした。母が私にいつも「大丈夫、大丈夫。肩なんか昔から一度も凝ったことがないから大丈夫」と言っていたのは、嘘だったのです。私に心配をかけまいと、肩や膝などの痛みに耐えて、父を背負って階段の上り下りをしていたのです。

私は、そんな母の辛かった状況を理解せず、母の「大丈夫、大丈夫」という言葉を信じていました。本当は、分かっていたのかも知れませんが、遠くに暮らす長男として、何もできないことを母の、「大丈夫、大丈夫」の言葉で安心させて貰(もら)っていたのかも知れません。

私が天国に行く時には、母のサポーターが引き出しに山のようにあった話を笑い話として、母の肩のマッサージを一杯一杯、ゆっくりとしてあげようと思います。ありがとう、お母さん。本当に、ありがとう。



この手紙は、冠婚葬祭互助会システム「くらしの友」が全国から公募を行った「つたえたい、心の手紙」に寄せられたもの。


息子に少しでも心配をかけないようにと、いつも明るく振舞っていた母。そんな母の突然の訃報と亡くなってから知った母の苦労。言葉では言い表せないほど、お辛かったことでしょう。


そんな「母のサポーター」をパラパラ漫画にしたものがこちら。約4分半に渡る動画です。ぜひ音声ありでご覧ください。


 


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