香港政府は、中東呼吸器症候群(MERS、香港名:中東呼吸総合症)の警戒レベルを引き上げるとともに、特に慢性疾患を持つ人を対象に、韓国への渡航自粛を勧告した。

MERSの影響を受けた地域は、アラビア半島とその近隣諸国が大半であるものの、2015年5月に韓国で流行。香港についても、6月8日付けで危険レベルを「Alert」から「Serious」に引き上げた。これは、韓国と香港間の人の往来が激しいことから引き上げたもので、香港で流行しているということではない。

香港では、6月10日、韓国への渡航歴がある女性が似た症状を訴え、病院に運ばれたものの、その後の検査で陰性だった。

香港から韓国へのツアーは、すでに数万人規模でキャンセルとなっており、一部の航空会社ではすでに減便を決めている。

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情報提供元: Traicy