全日空(ANA)は、トヨタ紡織と共同で開発した国内線普通席を搭載した機材の投入を開始した。

ANAのエアラインとしてのノウハウとニーズと、トヨタ紡織の自動車用シートの開発を通して培ってきたデータを活かして新シートを作り上げた。人間工学に基づいて、骨盤をしっかり支持することで腰回りの筋肉の疲労を抑え、小柄な方から大柄な方までリラックスできる姿勢を保持するシート構造にした。素材はファブリック(布)で、ポケットはシート下部に配置。テーブルの飲み物置きは穴が開いている構造。座席幅は17.5インチ、シートピッチ(間隔)は31インチで、配列は「2-3-2」となる。

今後、2016年度までにボーイング767−300型機6機の計1,560席に装着する予定。これにより、ボーイング777型機と787型機に加え、767型機でも普通席を刷新することになる。 


情報提供元: Traicy