みなさんこんにちは。トラベルジャーナリストの橋賀秀紀です。先日バンコクで行われた「旅人の会」には23名が参加されたそうです。私は所用で行けず、歯軋りをしておりました。行きたい旅行すべてに行けるわけではないとわかってはいるのですが…。


さて、今回取り上げるのはこの記事です。


春秋航空日本、全路線が片道737円からのセール開催 国際線は3,737円から


http://www.traicy.com/20161104-IJsale


国内格安航空会社(LCC)各社はセールを断続的に行っていますが、金額のインパクトでは春秋航空日本(スプリングジャパン)のものが突出しています。他社のセールの多くが数千円程度のなか、春秋航空日本は、路線開設以来ずっと737円のセールを毎月7日に出し続けています。そこで今回はこの737円セール(ラッキースプリング)について検証してみたいと思います。



予約開始日時、準備は?


毎月7日の昼の12時からと固定されています。月によって平日のこともあれば週末のことも。働いている人であれば職場を抜けてスマホで予約を試みるなどの準備を行う必要があります。ちなみにセールは毎回、開始日の数日前から告知が始まります。そこでわかるのはセールの対象の日がいつからいつまでかということ。最大で半年先までが予約の対象となりますが、冬スケジュールと夏スケジュールの開始日(10月と3月最終日曜)の前日までとなることが多いようです。


予約後の入力する項目を減らすために、事前に会員登録を済ませておきましょう。次回以降は先にログインを済ませてからセールの予約画面に行きます。予約そのものはセールの画面からでも通常の予約のページからでも変わりありません。


春秋航空日本の場合、受託手荷物や保険、座席指定などをいちいち外したりスキップしなければなりません。これらは一度経験すればすぐに身につくので、決済の直前の画面までは、必ず事前にシミュレーションをしておきましょう。セールで予約するときは一刻を争います。


予約できる可能性を高めるコツ


他社のセールと比べると比較的予約しやすい春秋航空日本のセールですが、それでも最近徐々に浸透して予約しづらくなってきました。特に販売開始の正午直後はアクセスが殺到してなかなか次の画面に進めないことがあります。スマホとパソコンの両方で試したときはスマホのほうがやや取りやすかったのですがこれは環境によっても異なるでしょう。もし複数のデバイスでアクセスが可能な場合は、両方使うことをおすすめします。



ちなみにこれは春秋航空日本のセールに限ったことではないのですが、LCCのセールの多くは先の日程に行くほど競争率が下がります。そのため、もし先の予定が読めるのであればセール時期の終盤を第一希望にすることで、予約できる可能性は高まります。



週末旅行は「佐賀一択」が基本


セールの対象は、国内線は東京/成田〜札幌/千歳・大阪/関西・広島・佐賀線、国際線は東京/成田〜重慶・武漢線の6路線があります。しかし、実際には札幌/千歳・大阪/関西・広島路線の提供座席数は少なく、特に週末については最初からセールの対象除外となっていることが多いのが実情です。それに引き換え佐賀線は、常に週末でも737円のセール運賃が設定されています。サラリーマンの短期週末旅行であれば最初から佐賀一択に絞りましょう。なお、737円のセールといっても、実際には空港使用料380円と支払い手数料が430円かかるので、実際には1,547円かかります。往復だと3,094円。これに成田空港までのアクセス費用がかかりますから都心から佐賀空港までの往復のコストは約5,000円からということになりますね。それでも鉄道なら東京駅から富士駅までのJRの各駅停車で往復のと同じくらいのコストなのですから圧倒的に安い乗り物といえます。


予約後2時間はキープできる


春秋航空日本では最後にクレジットカードないしコンビニ決済の画面にたどりつきます。しかし支払いをする前に予約後2時間までは予約を無料でホールドすることができます。そのため、いったん予約が確保できたらそれをキープしつつ、ほかの予約にチャレンジできることも覚えておきましょう。



希望のセール運賃がとれなくても


春秋航空日本では737円のセール運賃が売り切れ後、それよりも少し高いセール運賃を継続して販売することがあります。たとえば佐賀線の場合、日曜の佐賀発東京/成田行きは比較的早く売り切れるのですが、その直後から1,737円のセール運賃が売り出されます。737円と比較すると倍額以上しますが、それでも通常の航空券の相場と比較すると非常に格安。これで手を打つという方法もあります。


佐賀空港ではレンタカーを1,000円で借りられる


いくらLCCで安く飛んでもそこから先の交通費が高ければ意味はありません。ところが佐賀空港では空港振興のために、佐賀空港を利用した人を対象に24時間1000円でレンタカーを貸し出すキャンペーンを継続して行っています。なお、12月28日までは、佐賀県内に宿泊することを条件に48時間まで1,000円で借りることができます。ただし、1名で利用する場合はレンタカーの料金が2,000円となってしまいます。いずれにしても超格安であることには変わりありません。レンタカー会社によってはキャンペーン対象の車の台数がかなり限られるので、セール運賃が確保できたらすぐに予約してしまいましょう。


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情報提供元: Traicy