JR東海は、開発中の新型車両N700S営業車に状況監視システムを導入する。



現在は計測専用の車両であるドクターイエローが定期的に軌道や電気設備の計測を行い、計画的に保守作業を行っている。計測機器の小型軽量化により、営業車への搭載が可能となった。



導入するのは、トロリ線状態監視システムとATC信号・軌道回路状態監視システムで、すでに走行試験を行っている軌道状態監視システムを合わせた3つに拡大する。



トロリ線状態監視システムは、走行中にトロリ線の摩耗や高さなどを計測できるもの。装置内にカメラとトロリ線の高さを検出する機器を新設し、トロリ線の高さに応じてカメラのピントを調整し、高速走行時でも正確な計測ができるようになる。これにより、作業員による夜間の定期的な計測を省略できる。



ATC信号・軌道回路状態監視システムは、走行中に、レールに流れるATC信号、帰線電流を計測し、取得したデータを定期的に保守部門の現業機関等へ送信するもの。異常の予兆を早期に検知し、信号設備、軌道回路に対して必要な処置や保守を速やかに行うことが可能になる。



2021年3月までに、N700S確認試験車に搭載した計測機器の長期耐久性などを確認し、翌4月より計測機器を搭載したN700Sの営業運転を開始する。

情報提供元: Traicy
記事名:「 東海道新幹線の新型車両N700Sに状況監視システム導入