Trip.com(トリップドットコム)を運営する、Ctrip International Travel Japan(シートリップ)は、弊誌が12月1日付けで伝えた、満室の宿泊施設での架空在庫の販売などの一連の不祥事について、宿泊施設側に「Trip.com オンリクエストサービスに関しまして」と題した文書を送付した。



シートリップは、「本来お宿様と直接契約が無い旅行会社が、契約商品であると偽り、当該商品をCtrip側に掲載していること」(以下括弧内は文書原文)を原因として、「法外な金額を掲載している」とした。電話窓口3回線とメール対応窓口を開設し、電話対応は午前9時30分から午後10時まで受け付ける。「本来の趣旨を理解していない悪意ある会社に対しましては、随時摘発し永久的に取引停止の処置を行います」とした。代理店名については明らかにせず、シートリップ日本法人であるTrip.com Japanの吉原聖豪ゼネラルマネジャーからは、約束した期日内に回答を得ることができなかった。



ある高級旅館チェーンの広報担当者は弊誌が報じた通り、シートリップからの予約で宿泊予約が直前にキャンセルされたことを知らずに宿泊施設を訪れる利用者がいたことを明らかにしているほか、法外な価格で宿泊施設が知らないうちに部屋の販売が行われていることに対して、以前からシートリップに指摘していたことを明言しており、シートリップはこれらの問題を放置していた。



シートリップとトリップドットコムについては本件以外にも多くの問題があることがわかっており、弊誌では随時情報をお伝えしていく。



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情報提供元: Traicy
記事名:「 トリップドットコム、”法外な料金販売”認める通達を宿泊施設に送付 日本法人GMは取材に回答せず