エボラブルアジアは、DeNAトラベルの子会社化に向けて、ディー・エヌ・エー(DeNA)と基本合意した。



国内航空券分野で国内最大手のオンライン旅行会社(OTA)であるエボラブルアジアは、海外航空券と海外旅行に強みを持つDeNAトラベルを子会社化することで、業界第2位のOTAとなる見通し。株式取得費用は自己資本から賄う。





会員数はエボラブルアジアが展開する総合旅行プラットフォーム「エアトリ」の52万人と、DeNAトラベルの202万人を合わせた252万人に拡大し、法人出張顧客はエボラブルアジアの1,273社とDeNAトラベルの1,388社の合計2,661社に拡大する。シェア拡大によるブランド力の向上と相互の商品の補完、開発や仕入れコストの削減により、連結取扱高2000億円を目指す。



DeNAトラベルの2019年3月期の取扱高は735億円、売上高は56億円、EBITDAは5億円となる見通しで、エボラブルアジアの連結業績への影響は精査する。



ディー・エヌ・エーは、DeNAトラベルの前身となる、1979年創業のエアーリンクを2006年に子会社化している。その後2007年にはスカイゲートを子会社化し、地球の歩き方T&Eから格安航空券販売事業を譲受し、2015年にDeNAトラベルに社名を変更している。2016年にはシンガポールのホールセラー大手Giamso International Toursを完全子会社化し、連結取扱高は約700億円にまで成長している。資本金は1億円、従業員数は260名(2017年3月末現在)。

情報提供元: Traicy
記事名:「 エボラブルアジア、DeNAトラベルを子会社化へ DeNAと基本合意