モルフォのAI学習環境システムが、デンソーとの共同研究開発において、高度運転支援システム向けの画像認識開発に採用された。

 モルフォのAI学習環境システムを用いることで、高度運転支援システム向けの画像認識開発にデンソーとモルフォで共同開発した各種タスク・モデルを用いたAI学習を効率的に実施することが可能となる。機能追加拡張を柔軟におこなえることで、今後さらに進化していくAI開発をとりまく環境へ適応していくことが可能であることから、今回の採用に至った。




 通常、AIをTrainingする際、Tensorflow等のフレームワークを利用する。ただ、フレームワークを使っても、実際のTrainingを行うには、準備した画像やアノテーション情報をフレームワークが扱える形式にしたり、学習の際のデータのaugmentationを行ったり、ニューラルネットワークのモデルを準備したり、学習に利用するlossやoptimizerを準備する等、たくさんの実装する必要がある。また、学習内容(タスクやモデル)を変更する際、一般的にはこれらを再実装する必要がある。




 モルフォのAI学習環境にはTrainingに必要となる典型的な処理や、classification、detection、segmentation等のタスク、各種モデルが実装されており、オプションを変更することで新たな実装なしに様々なTrainingを実施できる。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 モルフォ:AI学習環境をデンソーが高度運転支援システム向けの画像認識開発に採用