ヤリスクロスはヤリスがベースのSUVではあるが、決して外観だけをSUV風に仕立てただけではない。ここでは、収納や装備の違いをご紹介しよう。




モデル=森脇亜紗紀(ヤリス)/大須賀あみ(ヤリスクロス)

レイアウトは一見似ているが……

ヤリス
ヤリスクロス
中央に4.2インチカラーTFT液晶を配置したデジタルメーター。右側のメーターに速度が表示される。
上級グレードの「Z」系はオプティトロンメーターを採用し、中央には7インチカラーTFT液晶が配置される。
ヤリスのサイドブレーキは昔ながらのレバーだが、ヤリスクロスは電動パーキングブレーキとなる。

ヤリスの助手席前にはスマホや財布などをサッと置くのに便利なオープントレーが用意されている。

レバー式のサイドブレーキを採用したためか、ドリンク2本分のスペースを確保するのみ。取り出しやすいように上げ底となっている。
電動パーキングブレーキを採用することで収納スペースの拡大に成功。ボックスティッシュが入りそうなほどの容量が確保されている。
助手席の上に置いた荷物が走行中に転がり落ちるのを防ぐ。シートを濡らさずに傘を置けるのも嬉しい。
ヤリスに備わっていた仕切り板がない代わりに、助手席下にスライド式トレーを用意。運転用の靴などを仕舞っておくのに便利。
上級の「Z」系にはシートヒーターが備わる。中央にはディスプレイオーディオ(標準装備)とスマホを繋げるためのUSB端子を1個用意。
ヤリスクロスも上級の「Z」系にはシートヒーターを装備。右端にディスプレイオーディオとの通信用USBを、左端には充電用USB(2.1A)が設けられる。4WD車の場合、中央にはダウンヒルアシストコントロールのスイッチが備わる。
左右席の座面を抉ることで快適な姿勢を保てるほか、中央席のベルトを背もたれに内蔵することで安全性も高めている。後席は6対4で倒せるが、後席乗員用のアームレストは備わらない。
一部のグレードは後席を4対2対4で倒せる。中央の背もたれを倒せば、後席乗員用のアームレストに早変わり。2本分のドリンクホルダー付き。
テールゲートは後方への張り出しが少ないので、狭い駐車場でも開けやすい。開口部下端は地上から700mmとヤリスクロス(740mm)よりも僅かに低い。
ヤリスクロスはオプションでハンズフリーパワーバックドアを装着できる。キーを携帯した状態で足をかざせば、両手が塞がっていてもテールゲートを自動で開閉できる。価格は7万7000円。
ヤリスとヤリスクロスはデフォルトでセンターコンソール奥にアクセサリーソケット(DC12V・120W)が1個あるが、ヤリスクロスの「Z」系では荷室にもアクセサリーソケットが追加される。

ヤリスクロスの荷室にはデッキフックが4個用意されている。車内に積んだ自転車などを固定するためのベルトが純正アクセサリーとして販売されている。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 ディテールの違いに見るヤリス&ヤリスクロス。