東芝デバイス&ストレージは、48V系車載機器のロードスイッチ、スイッチング電源、モーター駆動などに適した100V耐圧NチャネルパワーMOSFET「XK1R9F10QB」を発売した。1月から量産・出荷を開始している。

 新製品は、東芝デバイス&ストレージの最新世代プロセス(2020年2月25日時点)を採用したトレンチ構造MOSFETの新シリーズ「U-MOS X-H (ユー・モス・テン・エイチ) シリーズ」初の製品。低抵抗パッケージのTO-220SM(W)に搭載することにより業界トップクラス(同耐圧の製品、同一パッケージクラスにおいて。2020年2⽉25日時点同社調べ )の低オン抵抗を実現した。




 最大オン抵抗を1.92mΩに抑え、従来製品「TK160F10N1L」と比べて約20%低減した。これにより機器の低消費電力化に貢献する。さらに、MOS構造の最適化によりスイッチングノイズが少なく、機器のEMI(電磁妨害)の低減に貢献できる。また、しきい値電圧幅を1Vに抑え、並列使用時のスイッチング同期性を高めている。




・ロードスイッチ、スイッチング電源、モータードライブなどの車載機器に応用。


・RDS(ON)=1.92mΩ (max) @VGS=10V


・AEC-Q101適合

主な仕様(@Ta=25°C)

情報提供元: MotorFan
記事名:「 東芝デバイス&ストレージ:48V機器に適するMOSFET「XK1R9F10QB」を発売