WLTCモード燃費:13.8km/ℓ ※FF車


月間登録台数:232台(8月〜12月平均値)




REPORT●山本 晋也(YAMAMOTO Shinya)


PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)


MODEL●林 あやの(HAYASHI Ayano)




※本稿は2020年1月発売の「2020年 国産新型車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。

18インチタイヤと専用デザインのアルミホイールを履いているのが「G」グレードの特徴。「M」グレードは215/65R16 サイズのタイヤで最低地上高も195㎜と小さくなってしまう。ルーフレールはメーカーオプションとなる。

■G


全長×全幅×全高(㎜):4365×1810×1640


室内長×室内幅×室内高(㎜):1865×1480×1260


ホイールベース(㎜):2670


トレッド 前/後(㎜):1545/1545


車両重量(㎏):1440


エンジン種類:直列4気筒SOHC


総排気量(㏄):1798


最高出力(kW[㎰]/rpm):102[139]/6000


最大トルク(Nm[㎏m]/r pm):72[17.5]/4200


燃料タンク容量(ℓ):60(レギュラー)


トランスミッション形式:CVT


駆動方式:4WD


サスペンション 前:ストラット 後:マルチリンク


ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク 後:ディスク


タイヤ・サイズ:225/55R18


最小回転半径(m):5.3


WLTCモード燃費(㎞/ℓ):12.8


車両本体価格:255万5300円

先進安全装備

カメラと赤外線レーザーを併用して衝突被害軽減ブレーキを制御。対車両では約5〜80㎞/h、対歩行者は約5〜65㎞/hで作動する。後方検知レーダーはオプションで、車線変更や後退時の死角をフォローする。

ボディカラー

※1は5万5000円高。 ※2は7万7000円高。 ※3は3万3000円高。

RVRの3つのポイント

1.顔付きがシャープになり、最新三菱フェイスに


2.Android Auto/Apple Carplayに対応


3.前方誤発進抑制機能を追加
全高:1640mm 全幅:1810mm
開口高:765mm ミラー・トゥ・ミラー:2080mm


全長:4365mm 最小回転半径:5.3m

4.4mを切る全長にも関わらず、ホイールベースはRVRよりも30㎝以上全長が長いアウトランダーと同じ2670㎜。全幅はアウトランダーとほぼ同じなので、如何にRVRが凝縮されたボディサイズを持っているか分かるだろう。室内長はアウトランダーPHEVとほぼ同じで、室内高は90㎜高い!

エンジン&ホイール

1.8ℓ SOHCエンジンは三菱独自のMIVEC機構により世界初のSOHCによる連続可変バルブタイミング&リフト(吸気側)を実現した。そのメカニズムは主にポンピングロスの低減に貢献している。

225幅の18インチタイヤを履く「G」。最低地上高は三菱のSUVらしく、205㎜と十分な数値を確保。

乗降性

〈前席〉シート高:680mm ステップ高:440mm

前後ともにシート高とステップ高が同じで、乗降性の良さも共通。前席はドア開口部が広い分、女性や小柄な人でもスムーズに乗り降りできるだろう。

〈後席〉シート高:680mm ステップ高:440mm

最低地上高205㎜を確保するSUVとは思えないほど乗り降りしやすい。特に後席はドアを全開にせずとも自然な姿勢で降りることができるのは美点だ。

インパネ

SUVに強い三菱らしく操作系は大きめでダイヤル類は使いやすい。インパネ中央の見やすく、タッチパネルも操作しやすい場所に置かれた8インチナビはスマートフォンとの連携機能も充実している。

メーター

ニ眼タイプのメーターは、右に速度計、左に回転計を配置。中央にはマルチインフォメーションディスプレイを設置。

前席



運転席の電動シートはメーカーオプション、座面はフラットなのも乗降性に寄与している。とはいえ、座面サイズも十分でホールド性が甘いということはない。ステアリングはチルト&テレスコピックの調整が可能。

後席



クッション性を確保しつつ、表皮をしっかりと張ることで身体を支えてくれる。膝まわりの余裕も、このサイズとしては優秀なパッケージだ。中央のフロアは気に入らないが、長時間座るのは座面形状から厳しい。

うれしい装備

最新のマイナーチェンジでシフトにMポジションを新設。6速スポーツモードが固定されるためパドルシフトを駆使したマニュアル操作が楽しみやすくなった。

フロントのアームレスト部分は深さ200㎜の収納スペースとなっている。トレーを利用すれば小さなものもしまいやすくなる。

メーカーオプションのパノラマガラスルーフは固定タイプの分、開口部が広く開放感がある。UVカット機能も備える。

ラゲッジの四隅には伸縮タイプのネットなどで荷物を固定しやすいよう格納式のラゲッジフックが装備されている。

後席中央に内蔵されたアームレストはサイズ、剛性感とも十分で左右に座った二人が同時に使用しても問題ない。ドリンクホルダーも2個用意。
スマートフォンとナビを連携させれば、例えばGoogle Mapを利用して、航空写真モードを表示させるといったこともできる。


センターコンソールに置かれた4WDスイッチ。プッシュすることで、FF、4WD、4WD LOCKと3つのモードを切り替えられる。
前席シートヒーターは運転席自動パワーシートとセットオプション。シフトレバー前の見やすい位置にスイッチを置く。


ラゲッジルーム

〈通常時〉最小幅:1000mm 奥行き:820mm
〈後席格納時〉高さ:750mm 最大奥行き:1640mm


荷室は最も狭いところでも1000㎜、手前側の最大幅部分では1350㎜を確保するなどラゲッジは広めだ。6対4分割の後席を格納すれば段差のないフラットなラゲッジが生み出される。段差がないのはラゲッジアンダーボックスでかさ上げされているためで、使いやすさに貢献する。

使い勝手撮影車両データ

インテリアカラー:ブラック 


オプション装備:パノラマガラスルーフ/コンビネーションシート&運転席パワーシート/運転席・助手席シートヒーター/スマートフォン連携ナビゲーション/特別塗装色

〈TOPICS〉ブラックで引き締めた特別仕様車!

「G」をベースに、ブラックをアクセントカラーとし、三菱らしいタフで独創的なデザインをさらに引き立たせた特別仕様車「BLACK EDITION」が登場した。エクステリアではピアノブラック塗装の専用フロントグリルやブラック塗装の18インチホイール、インテリアでは赤ステッチ入りの専用ステアリングやシフトノブなどを装備する。価格は244 万8600円〜268万9500円。

〈EQUIPMENT〉開放感バツグンのパノラマガラスルーフ!



RVRならではの装備が、オプションで用意されるパノラマガラスルーフだ。ご覧の通り屋根部分のほとんどがグラスエリアとなり、見上げた時の開放感は最高!なのだ。エクリプスクロスも「電動パノラマサンルーフ」を備えるが、こちらはグラスエリアが前後2分割されたようなカタチなので、開放感はRVRが断然上。RVRに乗るならぜひ備えたい装備だ。

バイヤーズガイド

「G」と「M」の違いはアルミホイールやオートエアコン、キーレススタートの有無など。これだけの装備の違いがあるのに価格差は約17万円しかないので、「G」の方がお買い得だ。「G」を選んで、このクラスでは珍しいパノラマガラスルーフをオプションで装着するのがベスト。降雪地域でなければFFでも良いだろう。

パワートレーンは同一、装備違いによる2グレードを設定。ターンランプ内蔵ドアミラー、レザーステアリング、フルオートエアコン、クルーズコントロール、リヤセンターアームレストなどが「G」グレードの差別化ポイントだ。

M

G

情報提供元: MotorFan
記事名:「 〈三菱RVR〉最新フェイスでリフレッシュ!【ひと目でわかる国産新型車の魅力】SUVレビュー