1月14日、フォルクスワーゲングループは2019年のグローバル販売台数が前年比1.3%増となる1097万4600台にのぼり、過去最高を記録したことを発表した。

地域別では+3.9%の欧州、+3.2%の南米が前年実績越えに寄与

 地域別の販売台数は下記のとおりで、前年比3.9%増となる455万2800台を記録した欧州や、前年比3.2%増の60万8600台を記録した南米は販売増を達成。その一方で、北米やアジア太平洋は前年実績割れしたが、北米では米国が、アジア太平洋では中国が前年を越える実績を残している。

 全体ではプラスとなった同グループの2019年販売実績だが、とりわけ電気自動車の販売が大幅に増加しており、2019年は前年比80%増となる14万台以上にのぼったと同グループは報告している。

2019年12月中旬には、フォルクスワーゲンのちょうど25万台目のEVがドイツの顧客に納車。25万台目はホワイトボディの「e-ゴルフ」だった

●フォルクスワーゲングループ2019年グローバル販売台数(顧客納車ベース)


・全世界:1097万3600台(+1.3%)


・ヨーロッパ:455万2800台(+3.9%)


・西ヨーロッパ:374万7000台(+4.6)


・ドイツ:136万4000台(+6.2%)


・中央&東ヨーロッパ:80万5800台(+1.1%)


・ロシア:23万3600台(+1.6%)


・北米:95万1500台(-0.5%)


・米国:65万4200台(+2.5%)


・南米:60万8600台(+3.2%)


・ブラジル:47万400台(+17.1%)


・アジア太平洋:453万100台(-0.4%)


・ 中国(香港含む):423万3600台(+0.6%)


・日本:4万6791台(-9.9%)※JAIA発表による新規登録台数


※パーセンテージは対前年比

2020年は、2019年11月から生産が始まった新型EV「ID.3」が納車され、電気自動車の販売にさらに拍車がかかることが予想される

 ブランド別では、フォルクスワーゲン(乗用車)、アウディ、セアト、ポルシェなどが前年実績越えを果たしている。

●2019年 フォルクスワーゲングループ ブランド別販売台数(顧客納車ベース)


・フォルクスワーゲン(乗用車):627万8300台(+0.5)


・アウディ:184万5600台(+1.8%)


・シュコダ:124万2800台(-0.9%)


・セアト:57万4100台(+10.9%)


・ポルシェ:28万800台(+9.6%)


・フォルクスワーゲン(商用車):49万1600台(-1.6%)


・MAN:14万2800台(+4.6%)


・スカニア:9万9500台(+3.1%)


・合計:1097万4600台(+1.3%)


※パーセンテージは対前年比
情報提供元: MotorFan
記事名:「 フォルクスワーゲングループの2019年グローバル販売台数が1097万4600台の過去最高を記録! EVは前年比80%増の14万台以上を販売