・月間登録台数 183台 (19年5月〜10月平均値)


・現行型発表 10年2月( 一部改良 19年8月)


・JC08モード燃費 15.0 ㎞/ℓ ※FF車




REPORT●山本 晋也(YAMAMOTO Shinya)


PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)


MODEL●林 あやの(HAYASHI Ayano)




※当記事は2019年11月発売の「2020年 国産&輸入SUV」に掲載されたものを転載したものです。

全長:4365㎜ 最小回転半径:5.3m

全幅:1810㎜ 全高:1640㎜ ミラー・トゥ・ミラー:2080㎜
開口高:765㎜


18インチタイヤと専用デザインのアルミホイールを履いているのが「G」グレードの特徴。「M」グレードは215/65R16 サイズのタイヤで最低地上高も195 ㎜と小さくなる。ルーフレールはメーカーオプション。

■主要諸元 G


全長×全幅×全高(㎜) 4365×1810×1640


室内長×室内幅×室内高(㎜) 1865×1480×1260


ホイールベース(㎜) 2670


トレッド(㎜) 前/後 1545/1545


最低地上高(㎜) 205


車両重量(㎏) 1440


エンジン種類 直列4気筒SOHC


総排気量(㏄) 1798


最高出力(kW[㎰]/rpm) 102[139]/6000


最大トルク(Nm[㎏m]/r pm) 172[17. 5]/4200


燃料タンク容量(ℓ) 60(レギュラー)


トランスミッション形式 CVT


駆動方式 4WD


タイヤ・サイズ 225/55R18


最小回転半径(m) 5.3


JC08モード燃費(㎞/ℓ) 14.4


車両本体価格 255万5300円

先進安全装置

カメラと赤外線レーザーを併用して衝突被害軽減ブレーキを制御。対車両では約5~80㎞/h、対歩行者は約5~65㎞/hの時に作動する。後方を検知するレーダーはオプション設定。車線変更や後退時の死角をフォローする。

撮影車両データ

ボディカラー:サンシャインオレンジメタリック


オプション装備:パノラマガラスルーフ+ルーフレール(12万1000円)/コンビネーションシート&運転席パワーシート、運転席・助手席シートヒーター(14万8500円)/スマートフォン連携ナビゲーション(22万円)/特別塗装色(5万5000円)/他

ボディカラー

※1は5万5000円高。 ※2は7万7000円高。 ※3は3万3000円高。

乗降性

〈前席〉ステップ高:440㎜ 助手席シート高:680㎜
〈後席〉シート高:680㎜ ステップ高:440㎜


最低地上高205㎜を確保するSUVとは思えないほど乗り降りしやすい。前後ともシート高とステップ高が同じで、乗降性の良さも共通している。特に後席はドアを全開にせずとも自然な姿勢で降りることができるのは美点だ。

インパネ

SUVに強い三菱車らしい操作系は大きめでダイヤル類は扱いやすい。インパネ中央の見やすく、タッチパネルの操作がしやすい場所に置かれたメーカーオプションの8インチナビはスマートフォンとの連携機能も充実している。エンジンフードのキャラクターラインが効いており、ノーズ位置が把握しやすいのはうれしい

前席



運転席の電動シートはメーカーオプション。座面がフラットなのも乗降性に寄与している。とはいえ、座面サイズも十分でホールド性が甘いということはない。ステアリングはチルト&テレスコピックの調整が可能。

後席



クッション性を確保しつつ、表皮をしっかりと張ることで身体を支えてくれる。膝まわりの余裕も含め、このサイズとしては優秀なパッケージだ。中央のフロアは気にならないが、長時間座るのは座面形状から厳しい。

ラゲッジルーム

〈通常時〉奥行き:820㎜
〈後席格納時〉高さ:750㎜ 奥行き:1640㎜ 幅:1000㎜


荷室幅は最も狭いところでも1000㎜、手前側の最大幅部分では1350㎜を確保するなどラゲッジは広めだ。6対4分割の後席を格納すれば段差のないフラットなラゲッジが生み出される。段差がないのはラゲッジアンダーボックスでかさ上げされているためで、使いやすさに貢献する。

うれしい装備

最新のマイナーチェンジでシフトにMポジションを新設。6速スポーツモードが固定されるためパドルシフトを駆使したマニュアル操作が楽しみやすくなった。

後席中央に内蔵されたアームレストはサイズ、剛性感とも十分で左右に座ったふたりが同時に使用しても問題ない。ドリンクホルダーも2本分が用意されている。

スマートフォンとナビを連携すれば、Google Mapを利用して、航空写真モードを表示させることもできる。

センターコンソールの4WDスイッチ。プッシュすることでFF、4WD、4WD LOCKと3つのモードを切り替えられる。

前席シートヒーターは運転席電動パワーシートとセットオプション。シフトレバー前の見やすい位置にスイッチを置く。

フロントのアームレスト部分は深さ200㎜の収納スペースに。トレーを利用すれば小さなものもしまいやすい。

メーカーオプションのパノラマガラスルーフは固定タイプのぶん、開口部が広く開放感がある。UVカット機能も備える。

ラゲッジの四隅には伸縮タイプのネットなどで荷物を固定しやすいよう格納式のラゲッジフックが装備されている。

〈TOPICS〉前進時の誘発抑制機能を追加

2019年8月の一部改良で、全車に標準装備となる先進安全装備の三菱e-Assistに、前進時の誤発進抑制機能を追加し、安全性を強化。セーフティ・サポートカーSワイドに該当する。

〈ENGINE〉吸気バルブの可変制御を持つSOHCエンジン

1.8ℓ SOHCの自然吸気エンジンというプロフィールからはオーソドックスな実用ユニットを想像するだろうが、このエンジンは三菱独自のMIVEC機構により世界初のSOHCによる連続可変バルブタイミング&リフト(吸気側)を実現。そのメカニズムは主にポンピングロスの低減に貢献する。

バイヤーズガイド

M

G

M(インテリア)

「G」と「M」の価格差は約17万円あるが、アルミホイールやオートエアコン、キーレススタートの有無など、装備差が大きいので上級グレードの「G」の方がお買い得感はある。「G」ならオプションでパノラマガラスルーフも付けられる。4WDの場合でも舗装路は2WDで走っている時間が長いので、降雪地帯でなければFFでも良いだろう。

パワートレーンは同一、装備の違いによる2グレードを設定。ターンランプ内蔵ドアミラー、レザーステアリング、フルオートエアコン、クルーズコントロール、リヤセンターアームレストなどが「G」グレードの差別化ポイントだ。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 〈三菱RVR〉ダイナミックシールド採用でエクステリアが大幅進化【ひと目でわかる最新SUVの魅力】