TMNA(Toyota Motor North America)が発表した北米での11月のトヨタ/レクサスの販売台数は、20万7857台で昨年同期比プラス9.2%となった。

牽引するのは、SUV。とくにRAV4

TMNA(北米トヨタ)の11月の販売台数をブランド別に見てみよう。


TOYOTAブランド:17万7764台(前年同月比プラス8.4%)


LEXUSブランド:3万93台(同プラス13.8%)


 となっている。




 両ブランドともセールスを牽引しているのは、分類では「TRUCK」となるSUV系だ。


 TOYOTAブランドで光っているのは、RAV4である。




 RAV4の11月の販売台数は4万4655台。1-11月で40万6789台である。11月は前年同月比プラス26.4%。うちHybridが1万57台だ。


 いま、北米でもっとも売れているトヨタ車は、カムリでもカローラでもなく「RAV4」なのだ。




 気になって、これまでの北米でのRAV4の販売台数の推移を調べてみた。モデル毎にオーバーラップして販売されているので、おおざっぱな分類であることをお断りしておく。

2019年モデルのトヨタRAV4

北米におけるRAV4の販売台数の推移


初代(XA10型)


1996年:5万6709台


1997年:6万7487台


1998年:6万4990台


1999年:5万7138台


2代目(XA20型)


2000年:5万3777台


2001年:8万6368台


2002年:8万6601台


2003年:7万3204台


2004年:7万314台


2005年:7万518台


3代目(XA30型)


2006年:15万2047台


2007年:17万272台


2008年:13万7020台


2009年:14万9088台


2010年:17万2752台


2011年:13万2237台


2012年:17万1875台


4代目(XA40型)


2013年:21万8249台


2014年:26万7698台


2015年:31万5412台


2016年:35万2139台


2017年:40万7594台


2018年:42万7168台




現行5代目(XA50型)2018年12月から北米発売開始


2019年1-11月:40万6789台




 なんと、基本的に左上がりで販売台数が伸びているのだ。そして、新型に切り替わった2019年は1-11月ですでに40万台超え。12月に順調に売り上げられれば、最高記録を更新する可能性が大だ。

2020年モデルのレクサスRX350 F SPORT

 LEXUSブランドを引っ張るのもSUVだ。レクサスブランド最強モデルはRX。11月も1万1526台(昨年同月比プラス12.5%)となっている。




 逆に、販売台数が振るわないのは、どのモデルか?


レクサスLS:529台(マイナス41.4%)


レクサスLC:86台(マイナス38.1%)


レクサスGS:321台(マイナス32.0%)


レクサスIS:1006台(マイナス45.0%)


 となっている。

2020年モデルのスープラ

 最後にスープラ。


 11月のスープラの販売台数は487台。前年は販売していないので、比較データはないが、こちらは順調に売れている、といっていいだろう。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 トヨタの北米セールスは好調。特にRAV4が絶好調。現行RAV4は年間販売数記録を更新する勢い。スープラはどうか?