日本に上陸した新型BMW1シリーズ。FF化されて、BMWらしさはどうなった? ……なんて意気込んで試乗に臨んだのだが、いかんせん前日も夜遅くまで原稿を書いたり、写真や動画を整理したりでやや寝不足気味。そして試乗中、思わず1シリーズに向かって「眠い」などと愚痴ってみたところ、なんと驚きの反応が!

AI音声会話システムに1シリーズの本性を見た

 そんなわけで、念願の新型BMW1シリーズに試乗してまいりました。ちゃんとした試乗インプレッションは、写真などの準備が整い次第、改めてしっかりレポートいたしますが、ひとまず今回は、1シリーズちゃんがとっても健気で面白いヤツだったので取り急ぎ紹介いたします。




 この1シリーズちゃんにはAI音声会話システムが搭載されていまして、ナビゲーションとかエアコンとか、さまざまな機能を音声でコントロールすることができるんですね。




 でもそれだけではなく、たとえば「つまらない」なんて言ってみると、「それはおかしいですね。スポーツモードにしなかったのですか?」なんて気の利いた答えを返してくれたりもするのです。

 そして、試乗や撮影を終えて試乗会の拠点に戻る際のことでした。ふと、音声認識ボタンを押し、「ん〜、眠い」などとボヤいてしまったんですね。




 すると……

☝1 シリーズちゃんに向かって「眠い」とボヤてみたところ……

 突然「活性化プログラムを有効にしました」と返答され、ガーッとガラスルーフのサンシェードが開き、アップテンポな曲が流れ始めたではありませんか。




 さらに、「ザザー、ザザー」と、そよ風のような、穏やかな波のような、心地よい音が聞こえてきます。なんと、エアコンの風を絶妙な間隔でコントロールして、自然のような風を送り出してくれていたのです! まるで海辺や大草原に来たかのようです!

「活性化プログラム」が起動すると、中央モニターがこのような画面になります。

 いやはや驚くやら、ちょっと笑ってしまうやら。これ、危険を排除しようと真面目にやっているのか、BMW流のジョークなのかわかりませんが、眠気が一気に吹き飛んだのは言うまでもありません。




 凛々しくて隙のないルックスの1シリーズちゃんですが、意外と親しみやすいヤツだったことがわかりました。




 ほかにもこういう隠し球があるかもしれません。また1シリーズちゃんに会うのが楽しみです!

キリリと精悍なエリート顔の1シリーズちゃんですが、一転してお茶目なヤツに見えてきました。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 新型BMW1シリーズに向かって「眠い」とボヤいたら、海辺や大草原に連れていってくれた! 活性化プログラムが微妙に面白い