カーグッズライターの浜先秀彰が東京モーターショーで気になった話題をレポート。イクリプスでおなじみのデンソーテンは車内をシアターに変えてくれる映像に最適なサウンドシステムを開発中。




REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki) PHOTO●澤田和久(SAWADA Kazuhisa)

 カーナビを利用してDVDや地デジ、スマホに収録した動画などを車内で楽しむ人も多いだろうが、そんな人にぴったりのスピーカーをデンソーテンで開発中だ。

「ディスプレイスピーカー」とそのものズバリのネーミングだが、ディスプレイとスピーカーが一体化した、まったく新しいユニット。

 上の写真を見てわかるように見た目は薄型ディスプレイそのもので、ここから音が出るなどにわかには信じがたいが、背面に3mm程度の厚さを持つ振動デバイスが組み込まれており、ディスプレイの前面部分から鮮明に音が聞こえてくる。このため映像と音の一体感があり、迫力もたっぷり。従来のようなドアやダッシュボードに組み込まれたスピーカーでは絶対に得られないリアルな感覚だ。これでお気に入りの映画やライブ映像を楽しめたら幸せだろう。




 実用化の予定は2021~22年ごろとのこと。デモ機では単体のモニターに内蔵されていたが、当然ながらカーナビや後席用モニターなどとの組み合わせを想定しているという。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 次世代カーオーディオは 画面から音が出る時代!? 映画やライブ映像に最適なサウンド再生|デンソーテン・近未来 CAR MONO図鑑③【東京モーターショー2019】