・月間販売台数 5716台(19年3月〜6月平均値)


・現行型発表 19年3月


・JC08モード燃費 29.8 ㎞/ℓ ※「ハイウェイスターX」のFF車




REPORT●山本晋也(YAMAMOTO Shinya) 


PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)


MODEL●菅原樹里亜(SUGAWARA Juria)




※本記事は2019年9月発売の「2019-2020年 軽自動車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。

全幅 1475㎜ 全高 1640㎜ ミラー・トゥ・ミラー 1830㎜
開口高 640㎜


全長 3395㎜ 最小回転半径 4.5m〜4.8m

後ろ姿で確認できる「ハイウェイスター」専用外装は、リヤエアロバンパーやサイドシルプロテクター、ルーフスポイラーなど。15インチのアルミホイールは「ハイウェイスター」系のターボ車に標準装備される。

■ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション


全長×全幅×全高(㎜) 3395×1475×1640


室内長×室内幅×室内高(㎜) 2065×1340×1270


ホイールベース(㎜) 2495


トレッド(㎜) 前/後 1300/1290


車両重量(㎏) 880


エンジン種類 直列3気筒DOHCターボ


総排気量(㏄) 659


エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm) 47[64]/5600


エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 100[10.2]/2400-4000


モーター最高出力(kW/rpm) 2.0/1200


モーター最大トルク(Nm/rpm) 40/100


燃料タンク容量(ℓ) 27(レギュラー)


トランスミッション形式 CVT


駆動方式 FF


タイヤ・サイズ 165/55R15


最小回転半径(m) 4.8


JC08モード燃費(㎞/ℓ) 25. 2


車両本体価格 164万7000円

乗降性

【前席】ステップ高 320㎜ 助手席シート高 630㎜
【後席】シート高 650㎜ ステップ高 360㎜


フロントは開口部上辺が後方に向かって上がっていることからもわかるようにヘッドスペースに余裕がある。リヤはヒンジドアとしては開口部が広く、特に足元スペースに余裕があることが乗降性の良さにつながっている。

先進安全装備

全グレードでサポカーSワイドに適合する先進安全機能を備える。高速道路で停止までをカバーするADAS技術「プロパイロット」や、緊急時にオペレーターとつながる「SOSコール」など軽自動車初の装備も用意する。

撮影車両データ

ボディカラー:アッシュブラウンメタリック×フローズンバニラパールメタリック2トーン


オプション装備:SOSコール(3万2400円)/プレミアムコンビネーションインテリア(3万2400円)/特別塗装色(6万4800円)/前席ヒーター付きシート、ヒーター付きドアミラー、リヤヒーターダクト、PTC素子ヒーター、高濃度不凍液(2万4840円)/他

インパネ

インパネ中央の9インチナビ(オプション)はただただ画面が大きい。メーター中央のディスプレイは4.2インチだ。シフトレバーやエアコンパネルの下には引き出し型のテーブルが備わる。エンジンフードの左右が盛り上がっているため車幅感覚がつかみやすい。

前席



フロントはベンチシートタイプで、運転席の座面が大きい。背もたれもしっかりとしたもので身体を全体で支えてくれる印象だ。座面のハイトアジャスターとチルトステアリングによりポジションを調整できる。

後席



座面長に余裕があり、リクライニングもする背もたれはショルダー付近まで支えてくれるため、全身をシートに預けることができる。段差のないフラットなフロアも実際以上に広さを感じさせるポイントだ。

ラゲッジスペース

【通常時】奥行き 365㎜
【後席格納時】高さ 895㎜ 奥行き 1370㎜ 幅 870㎜


通常時の奥行きは後席を最後端にした状態で計測したもので、スライドさせることで最大535㎜まで奥行きを拡大できる。後席のスライドは左右一体だが、背もたれは分割可倒式となっている。また、床下収納スペースは深さ280㎜もあり、リッドを開ければベビーカーを載せることもできる。

うれしい装備

後席中央付近にあるレバーを操作することで、ラゲッジ側からでもスライドさせることができる。荷物の量に合わせてラゲッジスペースを調整しやすく便利だ。

助手席の背面には大小3つのシートバックポケットを用意。後席パッセンジャーがスマートフォンなどの手荷物を収めておきやすいよう工夫されている。

しっかりした前席センターアームレストはデイズの伝統。剛性感があり、身体を寄りかからせても安心感がある。

エアコンパネルはタッチタイプで、風量の表示部分を触ることで風の強弱を変えられる。また、シートヒーターも備わる。

「プロパイロット」装着車はEPBが備わる。停止時にブレーキペダルから足を離せるオートホールド機能付きだ。

渋滞まで対応する進化型ACC「プロパイロット」の操作はステアリングの右スポークにあるスイッチで行なう。

助手席前のインストスライドボックスは、最近主流の薄手のボックスティッシュがぴったり収まるサイズ設定だ。

様々な視点からクルマの周囲を表示する「インテリジェントアラウンドビューモニター」が駐車をアシストしてくれる。

シートアレンジ

3名乗車+長尺ラゲッジスペース

後席の座面は左右一体だが、背もたれは5対5分割となっているため、3名乗車で荷室を広げるアレンジが可能。背もたれを倒しても段差は残るため、大きな箱状の荷物を積む場合には段差を埋めるような工夫をしたい。

軽自動車初となるSOSコールを設定

交通事故や急病などの緊急時に、専門のオペレーターへのデータ通信と音声通話を行なうことができる先進事故自動通報システム「SOSコール(ヘルプネット)」を軽自動車として初めて設定した。

バイヤーズガイド

S

X

ハイウェイスターX

エンジンは、これぐらいの価格差なら迷わずターボを選びたいのだが、デイズの場合はターボにややクセがあり、自然吸気の方が扱いやすいので少々悩む。だが、それでもやはり最終的にはターボを選ぶ。そして2トーンの中からボディカラーを選び、オプションはプロパイロットが必須として、プレミアムコンビネーションインテリアを装着する。

標準系と「ハイウェイスター」系の選択においてポイントとなるのは渋滞対応ACC「プロパイロット」だ。標準系ではオプションでも装着することができないので注意したい。「SOSコール」については全車でオプション装着可能となっている。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 〈日産デイズハイウェイスター/デイズ〉理想の軽自動車を掲げてすべてを大幅革新【ひと目でわかる最新軽自動車の魅力】