月間販売台数:4539台(18年8月〜19年1月平均値)


現行型発表:13年11月(一部改良 16年6月)


JC08モード燃費:29.4km/ℓ ※ターボを除くFF車




レポート●山本晋也(YAMAMOTO Shinya)


フォト●平野 陽(HIRANO Akio)


モデル●住吉史衣(SUMIYOSHI Fumie)

全高1655mm 全幅1475mm ミラー・トゥ・ミラー1810mm
開口高650mm


全長3395mm 最小回転半径4.5m〜4.7m

■主要諸元 カスタムG・ターボパッケージ


全長×全幅×全高(㎜):3395×1475×1655


室内長×室内幅×室内高(㎜):2055×1355×1300


ホイールベース(㎜):2520


トレッド(㎜) 前/後:1295/1295


車両重量(㎏):870


エンジン種類:直列3気筒DOHCターボ


総排気量(㏄):658


最高出力(kW[㎰]/rpm):47[64]/6000


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):104[10.6]/2600


燃料タンク容量(ℓ):30(レギュラー)


トランスミッション形式:CVT


駆動方式:FF


タイヤ・サイズ:165/55R15


最小回転半径(m):4.7


JC08モード燃費(㎞/ℓ):24.0


車両本体価格:151万5000円

乗降性

前席:助手席シート高645mm ステップ高330mm
後席:シート高670mm ステップ高335mm


開口部全体の形状と比較的フラットな座面のおかげで、前後とも自然な乗降性を実現しているのはN-WGNの美点のひとつ。特に後席のナチュラルな乗降性は数値には現れづらい要素を煮詰めていったことが感じられる。

カスタム系はバンパーやスポイラーで外観を差別化。標準系、カスタム系ともターボであっても基本は14インチのタイヤ&ホイールとなる。撮影車の15インチアルミホイールは特別仕様車に装備されているものと共通。

先進安全装備

低速域(約5〜30km/h)のみ作動する衝突被害軽減ブレーキをオプションとして設定。赤外線センサーを使うタイプで歩行者の検知はできない。サイドカーテンエアバッグ、前席用サイドエアバッグとセットになる。

撮影車両データ

ボディカラー:プレミアムベルベットパープル・パール


オプション装備:Gathersナビ〈VXM-165VFEi 〉(販売終了モデル)/特別塗装色(3万2400円)/フロアカーペットマット プレミアム(2万2680円)

ボディカラー

インパネ



インパネの形状は共通だが、カスタム系はブラック基調、標準系はベージュとすることでキャラクターを分ける。スピードメーターを中央に配置した基本デザインは共通だが、カスタム系にはタコメーターが備わり、バイオレット照明の常時点灯タイプとなるのが違いだ。

居住性

後席:200mmのスライドが可能だが座面は一体型。背もたれは5対5分割でリクライニングが可能だ。最前位置までスライドしても膝まわりのスペースには余裕があるうえ、座面のクッション性も良く、快適な空間だ。
前席:前席はベンチタイプで、運転席側が大きめとなっている。アームレストも備わり、ゆったりとしたドライビングポジションが味わえる。シートポジションは、ハイトアジャスターとチルトステアリングによりアジャストする。


ラゲッジルーム

通常時:奥行き370mm

後席格納時:奥行き1370mm 幅890mm 高さ870mm

後席使用時の奥行きはトップクラス。後席スライドは中央部分のタグを引っ張ることでラゲッジ側からも可能で、荷物に合わせて調整しやすい。ただし、後席格納時に段差が生まれるのは残念。コンパクトなエンジンルームのおかげでキャビン全体に余裕があるのがチャームポイントだ。

うれしい装備

インパネ中央のスライドセンタートレーは引き出し型のトレーとドリンクホルダーが組み合わされたもの。用途に応じて3つのモードを使い分けられる。

ラゲッジアンダーボックスは深さ290mm、幅800mm、奥行き390mmと使い甲斐のあるサイズ。ボードを上げた状態で固定すれば、高さのある荷物も積みやすい。

後席下に幅990mmのアンダートレーを装備。ホンダ独自のセンタータンクレイアウトが生み出したスペースだ。

オートエアコンは全車に標準装備。標準系の「C」、「G」グレードを除き、プラズマクラスター技術を搭載する。

ドアロックに連動して格納、アンロックに展開するオートリトラミラーは「G」グレード以外のカスタム系に標準装備。

クルーズコントロールは、セットした速度を保つタイプとなる。こちらも「G」グレード以外のカスタム系に標準装備。

CVTを7速マニュアルモードとして操るパドルシフトはカスタム系ターボ車に標準装備。クリック感もあり扱いやすい。

ナビ装着用スペシャルパッケージには2.5A充電に対応するUSBジャック、リヤワイドカメラ、ETC車載器などが含まれる。

4名乗車&ラゲッジスペース



後席をスライドさせることで4名乗車時でもスーツケース(機内持ち込みサイズ相当)を4つ並べて積むことができるのはN-WGNのパッケージがあってこそ。アンダーボックスを利用すればA型ベビーカーも積載できる。

特別装備でお買い得 精悍なブラック仕様

「カスタムG・Lパッケー ジ」をベースにあんしんパッケージなどを特別装備。フロントグリルやアルミホイールなどをブラック塗装した、特別仕様車の「SS ブラックスタイルパッケージ」をお買い得価格で設定する。

バイヤーズガイド

G・Lパケージ

カスタムG

カスタムG・Lパッケージ

熟年ダウンサイザーならカスタム系がお薦め。操縦性と乗り心地のバランスが良いのに加え、標準車より吸遮音材の使用範囲が広いので、静粛性も高い。パッケージ車ならクルーズコントロールも付くので、高速走行も苦にならない。セカンドカーや通勤用となら標準車でも良いが、ターボ車のコストパフォーマンスが光る。

標準系、カスタム系の違いは内外装の仕様が中心だが、機能面ではフロントスタビライザーがターボ車以外の標準系には非装着といった違いも。グレードにより選べるボディカラーが異なる点には気を付けたい。


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情報提供元: MotorFan
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