ケンウッドがドライブレコーダーのラインナップを一段と充実させ、フロントとリヤの状況を同時に録画できる2カメラモデルが登場。あおり運転や追突にも対応する頼りになる1台だ。


REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)

ケンウッド DRV-MR740……オープン価格

目立たずスマートな取り付けが可能

ルームミラーの裏側に隠れるほどのコンパクトサイズを採用した本体。側面には電源ケーブル、付属カメラの接続ケーブルがつながる。

付属カメラはコンパクトなため、目障りになったり後方視界を遮る心配がない。色付きガラスでも記録映像に大きな影響はない。

 ドライブレコーダーの購入動機として「アオリ運転をする危険ドライバー対策」という人は少なくないが、そんなニーズに対応するモデル・DRV-MR740がケンウッドからリリースされた。


 これはドラレコ本体に専用小型カメラを付属した2カメラタイプで、フロントウインドウに取り付けた本体カメラで車両前方を撮影し、リヤウインドウに取り付けた付属カメラで車両後方を撮影できるものだ。


 本体はルームミラーの裏側に隠れるほどのコンパクト(87.9×50.6×31.9mm)サイズだが、視認性に優れた2.7型ディスプレイや高感度GPS、3軸Gセンサーなどを内蔵。付属の専用カメラも取り付けやすいサイズ(44.0×40.4×33.0mm)とし、自由度の高いブラケットによってクルマに合わせた最適なセッティングが可能だ。

左はフロント映像で右はリア映像。どちらもフルHD画質で記録ができ、すみずみまで鮮明だ。 ※写真は開発中のものです。ナンバープレート部分は加工を施しています

パソコン向けの専用ビューアーソフト「KENWOOD ROUTE WATCHERⅡ」。フロント映像とリア映像を同時に見られ、日時や記録場所の地図、Gセンサーのデータなども表示する。

 ケンウッドのドラレコらしく高画質へのこだわりが強いのも特徴で、フロント、リヤともに200万画素CMOSセンサーによるフルHD録画を実現。さらにF1.8の明るいレンズや明暗差を自動補正するHDR機能(フロントのみ)を採用し、JVCのビデオカメラ技術やケンウッドの車載技術も数多く投入されている。


 録画モードは「常時録画」、「イベント録画」、「手動録画」の3種類を用意し、オプションの車載電源ケーブル・CA-DR150を組み合わせれば駐車中の衝撃や動体検知によって自動的に作動する「駐車監視録画」も利用できる。記録映像の再生は背面ディスプレイだけでなく専用のパソコン向けビューアーソフトでも行え、その際にはフロント映像とリア映像の同時表示も可能だ。


 このほかドライバーをサポートする運転支援として、「前方衝突警告」、「車線逸脱警告」、「発進遅れ警告」、「リフレッシュ通知」、「エコドライブ表示」などの機能も搭載している。



オプションの車載電源ケーブル・CA-DR150を組み合わせて使うと駐車監視録画も実現。衝撃や動体を検知した瞬間の前後前後5秒の状況を自動録画する。業界最長となる24時間の動作が可能だ。

■商品名:DRV-MR740


■GPS:搭載


■Gセンサー:搭載


■最大記録画角(前後とも):水平約100°/垂直約52°/対角約111°


■フレームレート:27.5fps


■撮像素子(前後とも):1/2.7型フルカラーCMOS


■記録解像度:1920×1080




■問い合わせ:JVCケンウッド


■電話:0120-2727-87

■ケンウッド公式ウェブサイト
情報提供元: MotorFan
記事名:「 前後同時に録れるからあおり運転対策にも! ケンウッドがドラレコのラインアップを拡充! DRV-MR740 【CAR MONO図鑑】