かたや日本を代表するスポーツハッチ、スバル・インプレッサスポーツ。こなた世界のベンチマークとして名高いフォルクスワーゲン・ゴルフ。日独を代表するCセグメント・ハッチバック2台を“主観ナシ”の数値で徹底比較!

フォルクスワーゲン・ゴルフTSIハイラインテックエディション

 伝統の水平対向4気筒エンジンを搭載し、新世代のプラットフォーム「SGP(スバルグローバルプラットフォーム)」との組み合わせで上質な走りを実現した新型インプレッサ。そして、長きに渡ってCセグメントのベストセラーとして世界の自動車メーカーの開発指標とされているフォルクスワーゲン・ゴルフ。実用車でありながら、両者ともに走りも一級品で、ドライビングプレジャーを求めるクルマ好きに自信をもってオススメできる2台だ。




まずは、全体のサイズ比較から。

スバル・インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト 全長×全幅×全高:4460×1775×1480mm ホイールベース:2670mm ミラーtoミラー:2030mm

ゴルフと比べると、全長、ホイールベースの数値は少しずつ上回り、よりオーソドックスな箱形に近いフォルムを実現。後席の居住性や荷室にも、ゆとりが感じられる。

スバル・インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト


全長×全幅×全高:4460×1775×1480mm


ホイールベース:2670mm


車重:1400kg


エンジン:水平対向4気筒DOHC


最高出力:154ps(113kW)/6000rpm


最大トルク:196Nm(20.0kgm)/4000rpm


トランスミッション:CVT


駆動方式:4WD


最小回転半径:5.3m


JC08モード燃費:15.8km/ℓ


車両本体価格:261万3600円

フォルクスワーゲン・ゴルフTSIハイラインテックエディション 全長×全幅×全高:4265×1800×1480mm ホイールベース:2635mm ミラーtoミラー:2025mm

インプレッサよりも全長は短い反面、全幅は1800mmと広く全高も変わらないため、ぱっと見のサイズ感は互角の印象。

フォルクスワーゲン・ゴルフTSIハイラインテックエディション


全長×全幅×全高:4265×1800×1480mm


ホイールベース:2635mm


車重:1320kg


エンジン:直列4気筒DOHCターボ


最高出力:140ps(103kW)/4500-6000rpm


最大トルク:250Nm(25.5kgm)/1500-3500rpm


トランスミッション:7速DCT


駆動方式:FF


最小回転半径:5.2m


JC08モード燃費:18.1km/ℓ


車両本体価格:349万9000円

ラゲッジスペース比較の前に、インパネと前席・後席も比べてみよう。

スバル・インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト 室内長×室内幅×室内高:2085×1520×1200mm

いかにもスバルらしい左右対称のデザインを採用し、ダッシュボード中央上部にはアイサイトの作動状況などを表示するマルチファンクションディスプレイを装備。メーター内にもマルチディスプレイを備え、先進的なユーティリティを実現。

リヤシート高:550m 後席のニースペースは約200mm、頭上スペースは約60mmと、ゆとりがある。
フロントシート高:520〜590mm スバルの最新プラットフォーム採用車で共有される、ホールド性に優れたシートを搭載。2.0ℓ車にはシルバーステッチ入りコンビシートが標準装備される。


フォルクスワーゲン・ゴルフTSIハイラインテックエディション 室内長×室内幅×室内高:1845×1380×1195mm

センターコンソールを少しドライバー側に傾けたデザインが特徴。パーソナルな雰囲気を生み出すと同時に、インターフェースの操作のしやすさを高めている。

リヤシート高:570mm 後席のニースペースはインプレッサよりも狭い約140mmだが、頭上スペースは約100mmと全高が高い分、ゆとりを稼ぎ出している。
フロントシート高:540mm〜580mm 「TSIハイライン」はサイドサポートの大きいスポーティなマイクロフリースシートを標準装備。


スバル・インプレッサスポーツ2.0i-Sアイサイト

通常時:奥行き800mm 高さ770mm

後席格納時:最大奥行き1740mm 最小幅1070mm

開口部が上から下まで満遍なく広いため、幅が広い大きな荷物でも載せ降ろししやすい。フロア手前側の最大幅が約1350mmと広いのも特徴だ。カーゴフックやサブトランクなど、使い勝手を高める付属品も多く装備されている。後席バックシートは6体4分割可倒式。

フォルクスワーゲン・ゴルフTSIハイラインテックエディション

通常時:奥行き740mm 高さ710mm

後席格納時:最大奥行き1560mm 最小幅1000mm

奥行きはインプレッサよりも狭く、幅も手前と奥とで変化がないため、広さの面では少し不利。一方で、6体4分割可倒式の後席には中央を貫通させる機能が備わり、長尺物を積みやすい。デッキボードの高さも上段と下段とで変更できるなど、用途に合わせた小技が効いている。
情報提供元: MotorFan
記事名:「 スバル・インプレッサスポーツとVWゴルフ。ラゲッジスペースを比べてみる。使い勝手は? 容量は? 後席は?