TTのレース後もマン島は各種イベントが目白押しながら、島民たちはなんとなくのほほんとマイペースに日々を送っているように感じます。イベントもバイク系だけというのではなく、手漕ぎボートや自転車、歩くイベントだってありますし、いわゆるお祭り的なものだってあります。さて、今回はそんなところにも触れつつ、マン島の人々の暮らしぶり(?)についてです。


REPORT●大家伝(OYA Den)

平日だってイベントとなれば人が集まります!

 そろそろS100という公道レースの開催が迫ってきているので、スタート地点の街・キャッスルタウンはにわかに活気づき始めてきています。ところが、その前の週末には2Daysエンデューロがあり、後の週末には2Daysトライアルがあるというせわしなさ! これらはバイクのレースイベントですが、それ以外にもヨットレースがあるなど、本当にイベントが目白押しです。しかもマン島全土でローカルイベントがあるので、どれだけの数のイベントが開催されているのか検討もつきません。そして参加者や観客も島民のほか、島外からやって来る人たちがいるので比率なんかもまったくわかりません。さすがにTTやS100などのメジャーレースに比べたら、その他のイベントやローカルイベントに集まる観客の数は減りますがね。




 それと週末だけでなく、平日もイベントが開催されるというところにもオドロキです。なんとなくローカルイベントなどが平日開催で、島外からの観客を期待できるイベントが週末という印象かな。時間帯は長い夜(21時でも空が明るい)を利用しての夕方からだったりするので、仕事を終えてからの楽しみなのかと思う部分もあります。でも平日の午後からというイベントも見かけるので、そうなると仕事をそうそうに切り上げちゃって平気なの? っていう疑問もありますが、島民の皆さんは仕事もイベントもいい感じに折り合いをつけて、マン島ライフそのものを楽しんでいるようです。日本とは異なるスローな時間の過ごし方に、とっても幸せそうに見えちゃう今日このごろです。




 ……というところで、今回はここまでです!

某有名チェーン店ケ●タッキーフライドチキンのようなお店で「ランチ時のスペシャルがある」と店員さんから勧められたのがこちら。チキンフィレのフライをご飯の上に乗せ、おもいっきりグレービーソースをかけたもの。見た目はまんまカツカレーですが、お味はちょっぴり甘い感じかな。

TTレース前に訪れたダグラスの街のTシャツ屋さんが、なんともぬけの殻。写真はTTウィークに撮ったものですが、集客力のあるイベント時以外は閉めちゃってるみたいです。

簡単に説明すると、エンデューロってモトクロス(スプリントレース)の耐久レース的な感じなんです。このイベントはそこにラリー的な要素も加わって、タイムトライアル式に競技セクションをこなしてから、次の競技セクションまで移動するというスタイルでした。

カブ系のバイクでエンデューロを観に来ていた一団に遭遇。なんともライトないでたちですが、5〜6台くらいで楽しそうに観戦していました。とくに仲間が参加しているという感じではなさそうでしたが声をあげて応援し、そのうちにいなくなっちゃいましたけどね。

S100ウィーク直前ながら、パドック兼テント村となるエリアに行ってみました。すると前乗り的に早め到着したチームがマシンを下ろして並べだしていたので、思わず写真撮影。やっぱり揃いのカラーリングで並べてあるマシンはカッコいいですよね!

パドック兼テント村で思わず足を止めてしまったNSR50。日本でもなかなか程度のいい車両を見かけることがなくなったというのに、極上コンディションの1台でした。奥側のAEROXもビカビカで、どちらも見応えありのナイスなパドックマシンでしたよ。

情報提供元: MotorFan
記事名:「 バイク雑誌ライターのマン島ほのぼの旅日記#6「なんだかいろいろと目白押しなんです」