実演はサングラスを掛けた状態でも行われたが、「DN-DSMドライバーステータスモニター」が認識している顔画像をモニターで見ると、肉眼ではかすかにしか見えないサングラス越しの眼の様子が一目瞭然。デンソーのスタッフによれば、赤外線カットサングラスでも透過率12.5%まで認識可能なように開発されているとのことで、横を向いたり眼を閉じたりすれば即座に警報が発せられた。
「DN-DSMドライバーステータスモニター」の市場想定価格は、取り付け工賃を含めて10万円程度。「世代を重ねる中で、もっとコストを下げつつ小型化し、乗用車にも無理なく取り付けられるようにしたい。感情検知技術も現在開発を進めている」というから、今後こうしたドライバーステータスモニターが急速に進化・普及していくのは確実と見てよさそうだ。