東武鉄道は、500系「リバティ」が鉄道友の会選定の2018年ローレル賞を受賞し、9月30日に浅草駅において受賞式を開催した。



「ブルーリボン賞」「ローレル賞」は鉄道友の会が毎年1回、前年1月1日から12月31日までの間に日本国内で営業運転を正式に開始した新造および改造車両から選定する賞で最優秀車両に「ブルーリボン賞」、優秀車両に「ローレル賞」が授与される。



須田寛鉄道友の会会長より都筑豊東武鉄道常務執行役員鉄道事業本部長へ表彰状を授与した。



久保敏鉄道友の会副会長より吉野利哉東武鉄道執行役員鉄道事業本部車両部長へ記念盾を授与した。





須田寛鉄道友の会会長、久保敏鉄道友の会副会長、加藤幸弘鉄道友の会選考委員長、都筑豊東武鉄道常務執行役員鉄道事業本部長、吉野利哉東武鉄道執行役員鉄道事業本部車両部長、田中武東武鉄道浅草駅管区長の6名によりテープカットを行った。





田中武東武鉄道浅草駅管区長出発による出発指示合図を行い、記念列車が浅草駅を出発した。



車内に「ローレル賞」のエンブレムが取り付けられた。




東武鉄道500系は、26年ぶりに登場した特急車両。様々な運行形態で運用可能な速達性と快適性を併せ持った特急車両として併結により6両2編成または3両1編成の運用を前提とした設計としている。運用区間は浅草を起点に既存の日光・鬼怒川温泉から野岩鉄道・会津鉄道まで足を延ばしていく。さらに東武動物公園で分割し伊勢崎線舘林へ、春日部で分割し東武アーバンパークライン大宮と野田市への直通運転に大宮始発の運河行もあり愛称「リバティ」に相応しい関東1都4県と福島県に及ぶ運用をこなしている。

東武鉄道がこれまでにない運行形態を実現するにあたり、既存の特急車とは一線を画する車両を開発することによって、間もなく90年に達する特急運転網の歴史に新たな風を呼び込んだことを選考委員会では高く評価し、「ローレル賞」に選定した。



今年の候補車両は18形式 、最優秀車両「ブルーリボン賞」は西日本旅客鉄道 35系客車 、優秀車両「ローレル賞」は東武鉄道500系、東日本旅客鉄道E353系、鹿児島市交通局7500形が受賞した。



情報提供元: Ex-Train