JR西日本は、2017年春に運行開始を予定している「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の車内デザインを発表した。

列車のコンセプトは「美しい日本をホテルが走る」にふさわしい車両で、デザインコンセプトは洗練された上質さと心休まる懐かしさをお客様が感じられる「ノスタルジック・モダン」とした。

車体色は、トワイライトエクスプレスの伝統を受け継ぎつつさらに上質さを演出した「瑞風グリーン」の車体に金色のエンブレムとラインを配した。車体形状は、展望デッキと5本のラインからなる流線形の先頭車には、丸目のヘッドライトや往年のボンネット型を彷彿とさせる運転室を配置し、懐かしさを演出した。


インテリアは、昭和初期に一世を風靡したアールデコ調をベースに、沿線の魅力をちりばめた車内で、大きな窓を流れる美しい景色を楽しむことができる。また、開閉できる窓や展望デッキから沿線の風も感ることができる。



客室は、中国5県の県産材を使ったドアや沿線の伝統工芸品をあつらえている。また、客室にいながら列車の左右両側を眺望できるレイアウトに。さらにさまざまなニーズに応えるようシングルルームも用意した。

ツイン シングルは、雄大な車窓が楽しめる大型窓、ドア開放時には列車の左右両側眺望を実現、収納式ベッドを採用し昼間のリビングスペースを確保、ユニバーサル対応の客室も用意。



 
ツイン(ベッド収納時)


 
ツイン(ベッド使用時)



スイートは、世界的にも希少な1両1室の広いスペース、エントランスやプライベートバルコニー、リビング・ダイニング、寝室、バスタブ付バスルームを備えたスイートと呼ぶにふさわしいあつらえ。



食堂車は、フォーマルな雰囲気としつつも心地よい空間で、オープンキッチンから伝わる車内調理のライブ感とともに、大きな窓を流れる美しい車窓を眺めながら、食の匠による料理を楽むことができる。



ラウンジカーは、バーカウンターや立礼の茶の卓、ブティックスペースを備えたラウンジカーでは、木を多用した落ち着いた空間で、乗客同士の会話や瑞風のおもてなしを楽しむことができる。





展望車は、空まで望むことができる開放的な展望室から雄大な車窓を楽しむことができるとともに、展望デッキでは沿線の風を感じることができる。



車両編成は、1号車と10号車が展望デッキを備えた展望車、2・3・8・9号車がツイン、4号車がツイン(ユニバーサル対応)とシングル、5号車はラウンジカー、6号車が食堂車、7号車がスイートの10両編成。
 
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情報提供元: Ex-Train