荷台泊で楽しむ軽トラキャンパーの夕べ


Bug-truck



軽トラの荷台にテントを張ったら面白いんじゃないだろうか? ──そんな発想から生まれたのが、〈Bug-truck(バグトラック)〉。


車中泊ならぬ「荷台泊」もできる、最注目のアウトドアツールだ。

取り付けに穴開け加工は必要なく、脱着もカンタン。

現場でテントを組み立てる手間が省けるから、スタートも撤収も早い。

バグトラならキャンプはもっと手軽に、便利に、そして楽しくなる。


軽トラが活躍するフィールドは幅広い。

街で、山で、海で。

そのコンパクトかつ軽量なボディと、タフな足まわりや優れた積載性能を武器に、様々な使い方、楽しみ方ができる。

中でも今話題になっているのは、キャンプでの活用法。

昨今のSUVブーム、キャンプブームの影響もあり、軽トラを使ってキャンプをする、「軽トラキャンパー」たちが増殖中なのだ。

このバグトラック、通称バグトラは、そんな彼らの注目を集めるホットなアイテム。

製作しているのは青森県つがる市のカーファクトリーターボーで、元々は代表の趣味の延長で作られたワンオフ品だったのだが、SNSをきっかけに一気に拡散。

それを受けて2年ほど前から商品化を始めている。


人気の理由はいくつかあるが、まずは高いファッション性。

業務用の幌とは明らかに違う、洗練されたデザインが挙げられる。

バグトラックというネーミングが示すように、まるで背中を丸めた昆虫(バグ)のように愛らしいフォルムは、「最高にインスタ映えする!」と多くの人々を魅了。


軽トラなのにお洒落というギャップも◎だ。

もちろん機能性と使い勝手もよく考えられている。

荷台に穴開けすることなく付けられる仕組みで、慣れれば1人で脱着できるくらいカンタン。

普段は外していて、キャンプに行く前にサッと付けるといった使い方も可能だ。


背面には大きく開く開口部を備え、両サイドにはメッシュ付きの三角窓を配置。丈夫なクラフテル帆布を使った幌は雨風をしっかり防ぎ、夏は涼しく、冬は暖かく過ごせる。

その他、荷台フロアキットやラダー、タープなどのオプションも豊富に用意されている。


単純に居住性や快適さで比べるなら、大型車の車中泊や、キャンピングカーに分があるだろう。

だがバグトラはテントベースというのがウリ。

中と外を隔てるのは、鉄板でも樹脂でもなく幌1枚。


開放的な気分で仲間と語らったり、風の音を聴きながら荷台泊を楽しめる。


便利なだけでなく、自然との「近さ」を感じられるのも魅力なのだ。


お洒落で楽しいテントキット自分らしくアレンジも可能



テントは荷物扱いにつき車検には基本影響なし


バグトラのテントキットについて、もう少し詳しく説明しておこう。

前述の通り、装着にあたって穴開けやボルト止めは必要なく、基本的には、「フレームを置き、上から幌を被せて、ロープで固定する」だけだ。

「それだけで大丈夫?」と思われるかもだが、フレームは荷台の形状に合わせた車種専用設計。アオリを閉じていれば前後左右にはズレないし、それを上から幌で押さえつけ、複数のフックにロープで固定するから、強風にもびくともしない。

当然ながら、そのまま高速道路だって問題なく走れる。

「テントは積載物扱い。車検に引っかかることもなく、そのまま通ります」。

幌の素材はクラフテル帆布。

防水性と耐久性に優れた頑丈な生地で、ちょっとやそっとで穴が開くことはない。

「純正の荷台カバーは平気で10年くらい使えるそうですが、それよりさらにワンランク上の生地です。もし切れたり穴が開いても補修が可能です」。

カラーは3タイプ。

ベースになるのはカーキとネイビーで、これにカモフラ柄の生地を組み合わせることができる。

「強度や耐久性の問題で、カモフラ柄の生地はベースには使えません」。

幌はすべてハンドメイド。

オーダーを受けてから職人の手によって丁寧に作られるため、納品までは少々時間が掛かると思っておいた方がいい。

購入したいと思ったら、直接お店に行くのもいいが、WEBから注文するのがスムーズ。

通販にも対応すべくフレームは分割式になっている。

また、「フレームはボディカラーと同色に塗装して納品となります」。

そして忘れてはならないのがオプションアイテム。テントキットのみだと、床は荷台そのままなので、休憩したり寝るのは厳しい。

木目調クッションフロアを使った荷台フロアキットはぜひ同時に揃えたいところだ。

「背面スライドガラスもオススメ。キャビンとテントが繋がるので、エアコンでテントの温度をコントロールできる。特に寒い時期は助かりますよ」。

その他、新車をベースにして、テントキットや荷台フロアキット、グリルガード、ルーフラックといった装備もセットにしたコンプリートカー販売も行っている。詳しくは問い合わせを。



サイドの三角窓は、全閉/上側のみ開放/全開、と開き具合を調整できる。

またメッシュも付属しているので、虫が多い時期も安心。



オリジナルのグリルガードやオーバーフェンダーも販売。

ルーフラック&キャリアを併用すれば積載性がさらに向上。

キャリアに装着できるランタンハンガーも好評だ。


カラバリは3タイプ




カーキ+ネイビー



ネイビー+カモ



カーキ+カモ


S500P系ハイゼット用バグトラックキャンパープロ




サイズ:長さ1605㎜×幅1380㎜×高さ1410㎜

フレーム重量:22㎏ 価格:27万6000円(税別)


オプションアイテムでもっと快適に使う




荷台フロアキット

木目調のクッションフロアは荷台泊の必需品。

汚れもサッと拭き取れる。

4万5000円




背面スライドガラス

背面のガラスを開閉式にすることで、車内とテントの空間を繋げるアイテム。

4万2000円




2WAY K&Ladder

女性や小さな子供も荷台に楽に上がれる。

アオリが閉じた状態でも使用可能。

2万5000円




タープ

テントキットとカンタンに連結できて使いやすい。

特に夏場は重宝しそうだ。

8000円


(価格は全て税別)


脱着はカンタン。穴開け加工などは一切不要



[バグトラック対応車種]S500Pハイゼット&ジャンボDA16Tキャリイ&スーパーキャリイ、DA63Tキャリイ※アクティやサンバーは要相談


CAR FACTORY TARBOW



テントキットやリフトアップキットの販売だけでなく、修理や整備、車検にも対応。「というか、メインはそっちの方です」。

店頭にはバグトラのデモカーを展示中。

「購入前に実物を見たい!」という人は足を運んでみるのもあり。

「念のため、事前にご連絡いただいた方が確実です」。


青森県つがる市柏広須藤枝77-1

tel.0173-25-2774

https://bug-truck.shop-pro.jp

営業時間:9時~18時 定休日:日曜



山本剛史 代表

キャンプ、釣り、カヤック、サーフィン、モトクロス…etc、アウトドア関係の趣味がとにかく多彩な山本代表。

大人気のバグトラだが、「いっぱい作っていっぱい売る、という考えはない。1つ1つ丁寧に製作して、検品もしっかりやっています。

なので納期は2〜3ヶ月ほど掛かってしまいますが、ご理解いただけると幸いです」。


 


Kカースペシャル ドレスアップガイド Vol.26 Kトラパーツブック2020より(2019.12.13)



[スタイルワゴン・ドレスアップナビ]



情報提供元: ドレナビ
記事名:「 軽トラの荷台にテントを張ったら面白いんじゃない? 荷台泊で楽しむ夕べ|車中泊 Kカー カスタム