SUBARU車“走り”のバージョンアップ


HKS WRX STI【VAB/後期】




日本を代表する総合チューニングブランド、HKS。タービンを始め吸排気系、足まわり、制御に関するまで、トータルでチューニングできる態勢を整えている。VABにも、各部を網羅するカタチでアイテムが用意されているが、新たなトピックが飛び込んできた。


45周年を記念して製作された期間限定のフルチタン仕様のスーパーターボマフラーTi(4本出し仕様)がレギュラーモデルになったのだ。高効率なストレート構造ながら重量面のメリットが少なかったスーパーターボマフラーがチタン素材となることで、圧倒的な軽さを獲得。高効率と軽さを両立し、それがカタログモデルになったのだから注目しないわけにいかない。少々お値段は張るのだが……。

他にもVABの課題となる熱対策として、オイルクーラーも開発。前・後期用それぞれにマッチした導風ガイドを同梱するのも嬉しい。ブーストアップ車(特にタービン交換車)にオススメのドライカーボン製サクションキットなど、気になるパーツは枚挙に暇がない。


見た目の高級感が圧倒的、チタン素材の軽さにもアドバンテージあり




センターパイプ(74.7φ)からチタン製となっていて、製品総重量は13.4kg。テールエンドには青焼きが入れられるなど、チタン製らしい演出も見どころのひとつ。


スーパーターボマフラーTi


◇価格:49万8000円



軽量タイプのハイパワースペックL、ストレート構造のスーパーターボマフラー等を設定していたが、高効率と軽さを両立したのがスーパーターボマフラーTi。テールは54φの4本出し仕様だ。




STIのリアアンダースポイラーの装着比率は高く、スーパーターボマフラーTiは、ソレと共存するべく設計されている。存在感のある4本出しテールも、ベース車に絶妙にマッチしている。




ベース車が元々「出来がイイ」だけに、“ノーマルは活かしつつクーリングを強化し、慣れてきてしまうパワーも少し上げる”が全体的な方向性。一点集中ではなくトータルでセットアップし、かつ“速さ”という結果も求めるが、“壊さない”という現実的な面にもこだわる。




従来キット化されていなかったレーシングサクション(ポン付けでは安全性が担保できないため)が着くエンジンルーム。ドライカーボンのサクションキット(インテークのパイプ)など、細かくオリジナルパーツが用意されている。




VAB用『レーシングサクション』は、最近ようやくキット化された。“要ECUセッティング”という条件付きだが、待っていたオーナーも多いのでは?




純正の水冷オイルクーラーは油温が上がると水温も上がるのが玉に瑕。HKSでは、オイルクーラー追加を提案。前・後期用の2種類の導風ガイドも同梱。




ブースト圧を高めに設定する場合、強度のある吸気パイプが必須になる。HKSはドライカーボン製の美しい仕上げの『サクションキット』を用意。




デュアルバルブ構造を採用し、高いシール性を誇るブローオフバルブ『スーパーQVC』。純正とは逆に、圧が掛かるほど“閉じる”方式とし、低過給圧時から安定した動作を実現。




デモカーはノーマルタービンのブーストアップ仕様で、制御はフラッシュエディターで書き換えた。当デバイス内には3つのプログラムを入れることができ、3つ目はパワーライター店にての現車合わせなどで活用できる。


SPECIFICATIONS


WHEEL&TIRE

* ホイール/ヨコハマ・アドバンレーシングTC-4(18×9.5J+45)

* タイヤ/ヨコハマ・アドバンネオバAD08R(265/35)


SUSPENSION

* 車高調/HKS・マックスⅣ GT:18万4000円


TUNING

* メタルキャタライザー:16万5000円

* レーシングサクション:4万円

* フラッシュエディター:6万円

* スーパーSQV:2万9800円

* オイルクーラーキット:10万8000円

※各パーツS4用の設定あり


問:HKS

tel.0544-29-1235

URL:https://www.hks-power.co.jp


スバルスタイルvol.003より



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情報提供元: ドレナビ
記事名:「 HKS。あの限定フルチタンマフラーが、遂にレギュラーラインアップへ|WRX STI カスタム