本記事は、2020年2月の取材内容を基に構成されていますが、2022年1月時点で、運行サービスに変更はありません。

ざっくり、こんなポイント

  • 人気バス「ロイヤルブルー」は3列独立シートのトイレ付き
  • ロイヤルブルーの特徴・エアリィソファを写真つきで解説
  • 車内設備やバス停情報、休憩SAについてもご紹介


ロイヤルブルーは関東~関西間を走る3列独立シートバス

今回はVIPライナーの高速バス「ロイヤルブルー」をレポート! 関東~関西を毎日結ぶ3列独立シートの車両です。

乗降地はさいたま新都心・王子・新宿~京都・大阪・神戸三宮。京都と大阪(関西発のみ)では、乗客が無料で利用できるVIPラウンジに発着します。

VIPライナー「ロイヤルブルー」の車体は大きな青い花が印象的!


バスの車内も落ち着いたブルー

ロイヤルブルーの車内座席は横3列×縦10列、3列独立シートです。トイレは車内の中央部分にあり、半地下を降りていく形。名前がロイヤルブルーというだけあって、座席や床も落ち着いたブルーです。

車内の様子。座席は横3列×縦10列の独立シート

ロイヤルブルーの座席がこちら。リクライニングの角度は約130度です。シート幅は46cm(アームレスト含まず)、前後のシート間隔は約94cmと、座席周りの空間はゆったり。

リクライニングを倒していない状態

そしてロイヤルブルーのシートの大きな特徴が、この座席の上にカバーのようにかかっているエアリィソファ。リクライニングの角度は約130度ですが、エアリィソファのおかげで座面がなだらかになるので、実際の寝心地はそれ以上に感じられるのです。

これがエアリィソファ! シートの上にもう1つぶ厚い低反発シートを被せてある形

またこの低反発のエアリィソファにより座席はダブルクッション仕様となるため、身体がしっかり寛げる上にホールド感があり、車の振動も響きません。寝心地の良さはばつぐんです。

フルリクライニング・フットレスト・レッグレストでここまで寛げる

その他に、シート周りには快適設備が充実! しかも一般的なバスと比べるとひとつひとつのグレードが高めなのも魅力です。

ブランケットは大判・シングルベッドサイズ、クッションは腰ピローとミニクッションの2種類。コンセントはスマホだけでなくノートPCやゲーム機も充電OKです。

フットレスト・レッグレスト・ドリンクホルダー完備
ブランケット・腰ピロー・ミニクッションつき!
コンセントは座席ごとに完備
個別カーテンでプライベートを確保。窓際席にはハンガーもあり

トイレ設備はバス中央に。またバス前方にはモニターがあり、消灯前に車内設備の案内や安全注意が流れます。さらにゴミ箱・フリーWi-Fiもあり。

トイレは車内中央部分に
前方にモニターあり
トイレの前、階段途中にはゴミ箱あり
フリーWi-Fiには動画観賞サービスも!


乗車は「さいたま新都心駅東口」から!

関東~関西を結ぶロイヤルブルーの始発は「さいたま新都心バスターミナル」です。今回は2番目の乗車地「さいたま新都心駅東口」から乗車! VIPライナー専用バス停なので間違える心配もなく、わかりやすいのが嬉しいところ。

こちらのバス停の周囲には駅ビルやコクーンシティなどがあり、カフェやレストランもたくさんあるのでバス待ちに便利。空中回廊の下なので、雨の時でも濡れる心配がないのもありがたいのです。

「さいたま新都心駅東口」VIPライナー専用バス停から乗車!

定刻10分前にロイヤルブルーが到着! 早速乗り込みます。実は私、VIPライナーのバスはちょくちょく乗車するのですが、個人的に「今日はVIPライナーのバスだ!」と一番感じるのはバス入口のウェルカムマットを見た時。さあVIPライナーに乗るぞー、という感じがするのです。

VIPライナーオリジナルのウェルカムマット

バスは定刻22:15にさいたま新都心駅を発車。23:00の王子、23:40のバスタ新宿を過ぎてから、車内モニターで案内が流れます。

車内設備や安全についてなどの説明後は、リクライニングタイム。「それではみなさま、一斉にリクライニングをどうぞ」の案内が流れるため、後ろの人への声掛けの心配なく、スーっと全乗客が揃ってお休みモードに入れるのです。これ、私みたいな小心者にはとてもありがたいんですよね。

一斉リクライニングをモニターでアナウンス


休憩地は全部で3カ所(今回は2カ所)

休憩時には眠っている乗客のために車内アナウンスはなし。バスの停車と前方遮光カーテンが開かれるのが休憩の合図です。出発時間の表示はバスフロントに。バスを降りる時にはバスの特徴が書いてあるナンバーカードを受け取りますよ。

休憩時にはバス前方に時刻表示が出る
外に出る時はナンバーカードを受け取る

ちなみにナンバーカードにバス車両のナンバープレートの番号なども書いてありますが、私が個人的にわかりやすい目印だと思ったのは、バスフロントの行先表示部分のハイビスカスのマーク。フロントにハイビスカスが光ってるバスなんて、ちょっと他にはありませんからね。

休憩時にはバスフロントのお花のマークが目印に

深夜の休憩地は基本的には3カ所。ただし走行状況や休憩予定地の都合で臨機応変に変更となります。取材日は休憩予定地・草津SAが満車だったため、海老名SAとNEOPASA浜松の2カ所のみ。

休憩が減ったとは言え、そもそもトイレつき車両の上にシートがめちゃめちゃ寝やすいこともあって、降りる人はあまりいませんでした。

1回目の休憩は0:40、海老名SA
2回目休憩は3:15、NEOPASA浜松


下車は京都VIPラウンジにて

京都到着は6:40。バスはこのまま神戸三宮まで走りますが、私はここで降車です。

到着したら京都は雨。お疲れ様でした!

駅まではすぐとは言え雨は困るーと思っていたのですが、よく考えたら降車地のすぐ前はVIPラウンジ! ありがたーい! もちろん即入りました。VIPライナー乗客なら無料で利用できるこのサービス、乗車前だけでなく降車後も有効なのが嬉しい!

バス停の目の前がVIPラウンジなのは便利!

ロイヤルブルーのVIP旅。くつろぎ旅派の方にはぜひおすすめです!


ロイヤルブルーのバス便

(陽月よつか)

情報提供元: バスとりっぷ
記事名:「 関東~関西を結ぶ夜行バス「ロイヤルブルー」に乗車! “エアリィソファ”付きシートを紹介