向こう1か月は、降水量、日照時間は平年並みですが、平均気温は平年より高いでしょう。熱中症や食中毒に引き続き警戒が必要となります。最新の1か月予報をもとに予想される天候の特徴をまとめました。

●1週目(7月15日~21日) 各地とも気温が平年より高い

今日(13日)、札幌管区気象台から向こう1か月の見通しが発表されました。天気は数日の周期で変わりますが、平均気温は平年より高い確率が、日本海側や太平洋側では80%、オホーツク海側も50%となっています。

この期間の北海道付近は気圧の谷の影響を受けやすく、すっきりしない天気となる見込みです。湿度が高く、ムシムシとするため、特に最低気温が下がりにくく、寝苦しい日が続きそうです。また、湿った空気の流れ込みにより大気の状態が不安定となって急に雨が強まることもあるでしょう。熱中症や食中毒に警戒し、急な雨の強まりにも注意が必要です。

●2週目(7月22日~28日) オホーツク海高気圧の動向に注意

天気は数日の周期で変わるでしょう。気温は日本海側で平年並みか高く、太平洋側やオホーツク海側では平年並みの見込みです。

平年並みとはいっても、道内は平年でも一番暑い時季が近づいています。引き続き熱中症や食中毒の危険性が高いでしょう。

本州付近が低気圧性循環、オホーツク海は高気圧性循環となる可能性が示唆されており、オホーツク海高気圧が強まることもある見込みです。オホーツク海高気圧が強まるとオホーツク海側や太平洋側東部などで急に気温が低くなる恐れがあります。農作物の管理などに注意が必要です。

●3~4週目(7月29日~8月11日) 長い暑さで夏バテも?

天気は数日の周期で変わり、気温は平年並みで経過する見込みです。

道内は6月からずっと暑い日が多くなっています。これだけ暑い日が続くと、例年より体への負担が大きくなることも考えられます。平年で最も暑くなるのがこの時季。しっかり食べる、しっかり寝るなど、例年より早めの時期から夏バテ対策を行うとよさそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士