道内は昨夜(6月30日)から今朝(7月1日)にかけて、雨の強まった所が多く、局地的に激しい雨が降りました。胆振地方の厚真では昨夜遅くに、6月の観測史上1位となる1時間に40.0ミリの激しい雨が降りました。

●局地的強雨 交通機関に影響も

昨日から今日にかけて、北海道付近を前線を伴った低気圧が通過し、大気の状態が不安定となりました。

この影響で、道央や道南方面を中心に雨が強まり、1時間降水量が最も多くなった胆振地方の厚真では、23時01分までの1時間に40.0ミリの激しい雨となりました。これは厚真で統計が開始された1976年以降、6月で1番の記録で、これまでの記録である1時間に22.0ミリを大幅に更新する雨の強まり方でした。

昨日は厚真を含む8地点で6月の1時間降水量の1位の記録を更新する雨が降り、交通機関に影響の出た地域がありました。

●明日にかけてはすっきりしない天気 夜には道南で雨が降る

激しい雨をもたらした低気圧は千島近海へと進みますが、北海道付近には湿った空気が流れ込みやすくなっています。明日(2日)夜には次の低気圧が日本海から近づくでしょう。

湿った空気の影響で山沿いなどを中心に時折雨が降るなど、明日にかけてすっきりしない天気が続く見込みです。また、道南は低気圧から気圧の谷が延びて、夜には雨が降りだすでしょう。今回のような激しい雨とはならない見込みですが、一時的に雨脚の強まることはありそうです。外出の予定のある方、お帰りの遅くなる方は雨具を持つとよいでしょう。

情報提供元: tenki.jp日直予報士