きょう7日午後2時頃、鹿児島県の桜島が噴火しました。噴煙は南東側へ流れています。風下にあたる方は、火山灰などに注意が必要です。

●桜島が噴火 噴煙は南東へ

きょう7日午後2時頃、鹿児島県の桜島が噴火しました。

噴火したのは、桜島の南岳山頂火口で、有色噴煙が火口上2500m海抜11700FTに確認されました。噴煙の量は「多量」で、南東側に流れています。

●桜島の警戒事項

桜島の現在の警戒事項です。

南岳山頂火口より500から700mの8合目の範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。

また、風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。

爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

●噴石や火山灰を 吸い込まないようにする

「降灰予報」を確認して、灰の降る範囲や時間を確認しましょう。

屋外に出る際にはマスクやタオルなどで鼻や口を覆い、火山灰を吸い込まないようにしましょう。さらに、屋内に入る際には、衣服をよく払い、手洗い・うがいなどをしっかりと行い、屋内に火山灰を持ち込まないようにしましょう。また、衣服はよく洗い、洗髪もしっかり行うよう心がけてください。

ぜんそくなど呼吸器疾患のある方は特に注意し、噴火中は外出を控えてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士