今日(21日)の北海道付近は、前線が東に抜けて、晴れている所が多くなっております。
明日(22日)は、オホーツク海で低気圧が発達し、上空には寒気が流れ込む見込みです。そのため、北海道は雨や雪となる所があるでしょう。明後日(23日)も同じような気圧配置で、断続的に寒気が流れ込む見込みです。そのため、平地でも雪となる所がありそうです。

●明日(22日) この時季としては強い寒気が流れ込む 雨や雪に注意

オホーツク海で低気圧が発達するでしょう。そのため、北海道付近の等圧線の間隔は狭くなり、上空1500m付近には-6度以下のこの時期としては強い寒気が流れ込む見込みです。道南方面や道東などで多少晴れ間がある他は広く雲に覆われ、午前を中心に雨の降る所があるでしょう。道北や道央の山沿いなどでは湿った雪となる所もある見込みです。山間部では積雪状態となる恐れもあるため、路面状況の変化に注意が必要となります。予想される降雪量は、山間部で5~10㎝くらいの見込みです。
また、風は全般に西よりで、やや強く吹く所が多くなります。強風にも注意が必要となりそうです。また、日中も気温も低く経過するため、外出の際は暖かい服装がよさそうです。

●明後日(23日) 同じような気圧配置が続く 平地で雪の所も

低気圧はオホーツク海で停滞し、同じような気圧配置が続くでしょう。上空1500m付近には-6度以下の寒気が流れ込む見込みです。寒気は土曜日よりもやや強まる恐れがあります。晴れ間の出る所は少なく、雲が広がりやすいでしょう。引き続き道北の山間部を中心に雪となる所がありそうです。予想される降雪量は、山間部の多い所で5~15センチとなり、平地でも雪となり、積雪状態となる所がありそうです。22日よりもさらに、路面状況の変化に注意して下さい。

●注意事項

すでに夏タイヤに交換した方が多くなっているかと思われますが、今週末は峠・山間部を中心に積雪状態となる恐れがあります。ノーマルタイヤでブレーキを踏んだ際、止まるまでの距離は冬タイヤと比べ約1.7倍と言われています。事故を起こさないためにも、積雪状態の路面を走行する際には冬タイヤが必要となりそうです。

●その後は天気は数日おきに変化する

月曜日も引き続き気圧の谷の中で、上空の寒気は残る見込みです。そのため雲が広がりやすく、山間部で雪の降りやすい状態も続くでしょう。火曜日には低気圧がゆっくりと遠ざかり、晴れ間の出る所も多くなりそうです。しかし、水曜日には再び天気が崩れそうです。天気は数日おきに変化する一週間となりそうです。

情報提供元: tenki.jp日直予報士