今日(15日)、札幌で桜(ソメイヨシノ)が開花しました。平年より16日早く、昨年と比べても8日早い観測で、1953年の統計開始以来、最も早い開花となりました。また、今日の札幌はウメの開花も併せて観測されました。平年より14日早く、昨年より5日早い観測で、こちらも1953年の統計開始以来、最も早い記録となっています。

●3月は記録的な高温 開花を後押し

今年は全国で記録的に早い桜の開花・満開となっています。
北海道でも、松前で4月11日に開花し、桜前線が上陸しました。また、14日には函館でも平年より14日も早い開花となり、松前、函館はともに統計史上最も早い観測となりました。

今日(15日)、札幌でも桜(ソメイヨシノ)の開花が発表され、平年より16日早く、昨年と比べても8日早い開花となりました。札幌では1953年の統計開始以来、最も早い開花となりました。これまでの開花最早記録は、2008年に観測された4月21日でした。
また、ウメの開花も2015年の4月18日を抜いて、1953年からの統計史上最も早い開花となりました。

3月は全道で記録的な高温となり、札幌の月平均気温は4.9度と、1877年の統計開始以来、最も高くなりました。この高めの気温によって花芽の生長は順調に進み、記録的に早い開花となったと考えられます。

●後も桜前線は順調に進む

この先1週間は、気温が平年並みか高めとなるものの、16日日曜日と17日月曜日は平年より低くなるなど、いったん記録的な高温傾向が落ち着く予想となっています。
しかし、それでも桜の生長をとどめるほどではなく、これから開花となる地域でも、平年より10日から2週間前後早い開花となる所が多くなりそうです。

例年ですと、道央や道南方面などでは大型連休中に見頃を迎える所も多いですが、今年は平年よりかなり早い開花・満開となる見込みで、大型連休前に葉桜となってしまう可能性もあります。お花見は早めに計画を立て、各地で咲き誇る桜を楽しんでください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士