きょう1日(火)夜から6日(日)、土星と木星の間を月が通り過ぎます。きょう1日(火)夜は、くもりや雨で観測できる所は限られますが、あす2日(水)から全国的に観測のチャンス。6日(日)頃まで秋の夜空を長く楽しめそうです。

●きょう1日(火)夜 月が土星に接近

きょう1日(火)夜から6日(日)にかけては、離れて並んだ土星と木星、2つの惑星の間を、上弦の月が通り過ぎていきます。今夜は、上弦の月が土星に最接近します。

ただ、今夜は前線や低気圧の影響で、広い範囲で雨が降る見込みです。天体ショーが見られるのは、九州や中国地方の一部に限られそうです。
あす2日(水)からは、全国的に観測のチャンスとなるでしょう。

●5日(土)夜 月が木星の東へ

5日(土)にかけて、上弦の月が次第に満ちながら、木星の東まで進みます。6日(日)以降、次第に木星から離れていくでしょう。
土星は比較的穏やかな輝きですが、木星は明るい星の少ない秋の星座の中、明るさが際立って目を惹きます。

夜空が広く見通せる場所であれば、秋の星座で唯一の1等星、「秋のひとつ星」とも言われている、みなみのうお座のフォーマルハウトも見られるかもしれません。秋の夜空の共演をぜひ楽しんでみてください。

●2日から全国的に安定した晴天 天体観測は暖かく

きょう1日(火)夜は、前線や低気圧の影響で、広い範囲で雨が降る見込みです。
天体ショーが見られるのは、九州や中国地方の一部に限られそうです。

ただ、あす2日(水)は、北日本の雨も朝にはやんで、次第に晴れるでしょう。全国的に夜空を楽しめるチャンスとなりそうです。
その先も高気圧に覆われて、安定した晴れの天気が続く所が多いでしょう。

週末にかけて、月と惑星の共演が続きます。秋の夜長、夜空を見上げてみてはいかがでしょうか。
朝晩はぐっと冷え込みますので、天体観測は暖かいコートやマフラー、ブランケットなどがあると良さそうです。体を冷やさないようにしっかりと寒さ対策をなさってください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士