関東はこの先も、短い周期で天気が変化。17日(月)から18日(火)にかけての雨を境に寒気が流入。標高の高い所では紅葉の色づきが進み、見頃を迎える所もありそう。寒暖差にご注意を。

●関東 短い周期で天気変わる

この先2週間、関東の天気の傾向です。

あす13日(木)は南の海上に前線が停滞するため、関東の沿岸部を中心に、雨が降ったりやんだりするでしょう。朝の通勤通学時も本降りになる所が多くなりそうです。海沿いの地域ほど北よりの風が強く吹くため、しっかりした大きめの傘があると良いでしょう。

今週末、広く晴れるのは15日(土)で、屋外のレジャーも楽しめそうです。16日(日)は変わりやすい天気で、南部を中心に雨の降る所があるでしょう。17日(月)~18日(火)にかけては前線が通過するため、雨が降りそうです。前線の位置などによっては、雨の量が多くなる可能性があります。

19日(水)と20日(木)はスッキリとした秋晴れに。その後、広く雨が降るのは24日(月)と25日(火)となるでしょう。しばらくは、高気圧や低気圧が日本付近を交互に通過して、天気の移り変わりは早くなりそうです。

●来週の寒気 紅葉の色づき進む

この先も日ごとの気温差、朝晩と日中との気温差が大きくなるため、体調管理に注意が必要です。

あす13日は、朝から気温はほとんど横ばいで、東京都心なども、最高気温は20℃に届きません。北よりの風が吹くため、いっそうヒンヤリと感じられそうです。

その後、気温がガクッと下がるのは、18日(火)。前線が通過したあと、この時期としては強い寒気が流れ込む予想で、晴れても気温はあまり上がりません。19日(水)と20日(木)の最高気温は18℃から20℃くらいでしょう。25日(火)にかけて、最低気温は、東京都心など南部の平野部でも15℃を下回る日が増えてきそうです。内陸部はさらに冷えて、ひとケタの所もあるでしょう。

北部の標高の高い山など、木々が赤や黄色に染まり始めた所もありますが、来週は一気に紅葉の色づきが進みそうです。tenki.jpの紅葉見頃情報2022も参考にしてください。

●放射冷却現象とは

この時期、夜から朝にかけて穏やかに晴れると「放射冷却現象(物が外へ熱を出して、冷える)」が強まるため、気温がグンと下がります。

例えば、寒い夜に、布団をしっかりかけて寝れば、朝まで体が暖かかったはずなのに、布団をかけずに寝てしまい、体が冷えてしまった経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この場合と同じで、夜から朝にかけて曇りの天気だと、雲が布団と同じ役目をするので、地面近くの熱は空へ逃げにくく、冷え込みが弱くなります。一方、風が弱く晴れていると、布団と同じ役目をする雲がないので、地面近くの熱は、どんどん空へ逃げてしまうため、冷え込みが強くなるのです。

晴れる日ほど、朝晩と日中との気温差が大きくなりますので、服装でうまく調節をしてください。

情報提供元: tenki.jp日直予報士